第2話

私はドリム。

天使の女の子。


女の子ったら、女の子。

おばさんではない。

人間世界なら、見た目は女子高生。


どうして女子高生かと言えば、女子高生は子供でもなく、大人でもない。

なので、誰にでも対応が可能と言う、神様の理屈らしい。

(個人的な趣味でしょう)


今年の降格審査により、一番下である白い輪のさらに下のガラス玉になった。

ガラス玉になった天使は、一年間下界での修業を課せられる。


「なんで、降格なんですか?」

「何もしなかったから」


天使の仕事は、死者の魂を安らかにあの世へと誘う事。

たまたま私のエリアで、死者がでなかっただけ。

わたしのせいじゃない。


だいたい最近の人間は長生き過ぎるんだ。


・・・って、文句を言っても仕方ないか。



さてと・・・

住むところを探さないと。


そのくらい面倒みてくれてもいいのに。

神様って、ケチだな。


「それも修行じゃ」


へいへい。

わかりましたよ。


さてと・・・

どうするかな?



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