吉野弘詩集―43日目
北川さんの詩集のあとに吉野さんの詩集を読んだら、あまりにもわかりよくって、「これが同じ現代詩か!」という感じでした。同じ現代詩なんていうものはないんですけど。吉野さんの詩を読んでいると、フレーズによってはすごく共感するものがあったりして、ひとが書いたものを読んで面白いと思うことの一つのありかたがそこにあらわれているって言っていいんだと思うんだけど、なんというのか、こんなこと言っていいのかちょっと抵抗があるんですけど、「なんか物足りない……」という感じが、不思議としてしまうのでした。わたしはもちろん、詩のよしあしが判断できるような教養もセンスもないので、まったく私的な好みということでしかないんですけど、吉野さんの詩のフレーズはときどき、「わたしはこういう風には書きたくないな」って思ってしまうところがあって、これはこれでかなり珍しいことなので、ちょっと不思議な感覚でした。これって、なんなんだろう?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます