詩のアイデアのこと―39日目

詩っていうのが「アイデアで書く」っていうようなものなのかどうかよく分からないんだけど、最初に降ってきた詩の断片を突っついているうちに、「こういう詩が書けたらいいな」っていう思いつきがやってきました。これってネガティヴ・ケイパビリティなのか、わたしがこしらえてしまったアイデアということになるのか、どっちなんだろう? って言ってみたけど、まあどっちだっていいんですけどね。思いついたアイデアは、一篇の詩のアイデアじゃなくって一連の詩のアイデアなんです。ある一つのことを複数の詩で表現するっていうのがアイデアの根で、その一つのことっていうのが、最初にある程度書いてみた「眺望」っていう詩に書こうとしていたことで、その「眺望」を序詩として置いて、その序詩で触れられている――あるいは触れられてはいないけど書くときに意識されていた――個々のことについて、それぞれまた一篇の詩を書いていって、一連の詩の全部を使ってただ一つのことを多面的に表現してみるというのはどうかなぁ? というアイデアというか仕掛けみたいなものを思いついているんだけど、その思いつきってどうなんだろう。面白いのかなぁ。

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