詩っぽい詩―21日目

現代詩っていわれるようなものを読めば読むほど、詩っていうのがどういうものかよく分からなくなってきた。っていうか、口語自由詩って言ったときの自由っていうのは、ただ定型じゃないっていう意味だと思っていたんだけど、なんていうかもっとほんとうの意味で「自由なんだよ」っていうことを言ってるのかもしれない。と思いはじめたくらい、「詩って自由すぎない!?」って感じるようになってきた。あんまり詩を読まなかったときには、詩には「詩っぽさ」みたいなもの「詩らしい感じ」というようなものがあるんだろうってなんとなく思ってたんだけど、しかもそれで生意気にも「わたしはそういう詩っぽい詩を書かないぞ!」なんて思っていたんだけど、詩っぽい詩なんていうのはわたしの幻想でしかなくて、現代詩っていうのはちっとも「詩っぽい詩」ばかりじゃなくて、すでにもうあらゆることばづかいで書かれてるみたいだなぁと、ようやく気がつき始めたところです。あれ? もう、わたしのやること、ない?

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