心情の間歇―19日目

詩を書きたいって思ってからもうずいぶんたつんだけど、まだ一つも書けてない。そろそろちょっとなにか書いてみなきゃって思って、うんうん唸ってみたけど、一行たりとも思い浮かばない。なにか締め切りがあるっていうんでもないから、書けなかったら書けないでも、誰も困らないしべつにいいわけなんだけど。それと、詩論というか持論というか一つ思っていることとして「詩を無理に捻り出さないこと」ということは思っていて、「どうしてもこれを書かなきゃ!」っていう必然みたいなものがなかったら書くべきじゃないんじゃないかっていうのは思っているので、あんまりうんうん唸ることもないかって、ちょっと気を緩めたときに「あ、これ書きたいかも」っていうのがどこかからやって来ました。マドレーヌ食べたわけでも敷石に躓いたわけでもないけど、まさにこれってプルーストが言うところの「心情の間歇なんじゃない!?」って思った瞬間でした。

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