茨木のり子詩集―16日目
その詩集の大部分をおうちのこたつでごろごろしながら読んで読み終わりました。もちろんずっと詩を書きたいと思いながら詩の本ばっかり読んで過ごしてるわけなんですが、読めば読むほど詩ってむつかしいなって思えてきました。詩がむつかしいっていうか、ことばそのものがむつかしい! 詩なんていっても書きたいことを書きたいように書いて「これがわたしの詩です!」っていえばそれでいいんじゃないかなぁと思ってたんですけど、書きたいことを書きたいように書いたら、なんかそうやってできあがったものって、他人はぜったいわたしが書いたような意味で受け取らなさそう! って、思えてきました。っていうか、それってことばをやりとりするときの大前提なんじゃないかって、いまさら気がついてしまいました。書きたいことを書くのはオッケー。でも、書きたいように書いたんじゃあ通じないので、ここが工夫のしどころで、詩を詩にするためにはそこのところにかかっているのかもしれない。
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