『フランス現代詩19人集』―15日目

今日はフランス現代詩のアンソロジーを一冊読み終えた。詩を翻訳で読むのってどうなんだろう? ということはわりとずっと思ってるんだけど、「どうなんだろう?」と思い続けているだけでなんの答えも思い浮かんでいるわけじゃなし。原詩を読んだら感じられただろう何かが、翻訳されることで欠けてしまって伝わりようがなくなっているっていうことは、絶対あるはずで。だから翻訳詩を読むっていうのは、その詩の可能性を最初から何割かさしひいたものを読んでいるんだってことにはなっていると思う。そういうことをふまえたうえで、それでも翻訳詩を読むのに意味があるかな? っていうことなんだけど、それはよく分からないんだけど、なんとなくあるように思うので読んでみたし、これからも読むだろうと思う。日本人が書いた日本の詩を読んでも、その詩の可能性の全体に気がつけるかっていったら気がつけないわけで、まあなんでも読んでみたらいいんじゃないかなと思うことにする。

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