『詩の誕生』―12日目

今日、大岡信さんと谷川俊太郎さんの対談本『詩の誕生』を読み終えた。1日目のとき、「詩を書くために現代詩を勉強するとか考えないぞ!」とかいって意気込んでいたのに、詩を一行も書いてないうちからめっちゃ勉強しちゃっている。これってだいぶだめなことのような気がするけど、わたしはどうもそういうキャラみたいだからしかたない。谷川さんが「できるだけ正確な散文を書くとそれが詩に接近するのじゃないかという発想」で詩を書いてみたことがあったそうだけど、それは結局あんまりうまくいかなかったらしい。でもなんか、わたしはこの辺のことがちょっと気になる。谷川さんは世界のことを正確に書こうとしていたけど、わたしはわたしの心のことについて、どのくらい正確に書けるものなんだろうということが、ずっと気になってる。

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