永瀬清子詩集―9日目

ここ数日間『永瀬清子詩集』をいつでもどこでも持ち歩いて読んでいました。今日、最寄り駅から家に帰る道中に読み終わりました。歩きスマホならぬ歩き読書。すごくいい詩集を読んでしまった気がする。いいっていうのはこの詩集がいい詩集だということでもたぶんあるけど、正直詩集のよしあしが分かるような教養もセンスもないので、なにがいいかってとにかくわたしと相性がよかった。と思う。でも、永瀬さんの心根が美しすぎて眩しくて、わたしがこんな風な詩を書いたら、白々しい嘘になってしまうな、っていうことは思いました。わたしはもっとかっこうのわるい詩を書かないといけないと思う。「わが詩は私を最も知る故に」っていう一節があって、わたしも詩を書いたら、自分の詩のことをこんな風に思えるんじゃないといけないなって思いました。

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