隠れイケメンの巻

「んあ!?」


お姉系の店長が変な声を出して、まじまじと俺の顔を覗き込んできた。

といっても。俺は近視なので、まああの、めっちゃ目が悪いので

眼鏡をはずすと何も見えないという悲しき現実。


「なんすか?俺、不採用なんですよね?

おとなしく帰りますよ。

ほかのコンビニ当たってみます。

なんか、コンビニって誰でも雇ってくれるイメージが

あったんすけど、それは間違いでしたね…」


ふう、と俺は眼鏡をかけようとした。

しかし、その手をお姉(店長のあだ名)が止めたんだ。



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