2ndアルバム 恋のオルフェンスより Evil-Tail

 ほんの戯れにかけた探偵事務所の看板だったが、本気で依頼しに来るやつがいるとは、思いもしなかった。名前は井中立香。十六歳。僕はスマホの録音機能をオンにして、ポケットに入れた。メモを取らなくても良いから、この方法が楽なのだ。

話を聞くと、どうやらν・rhythmのファンらしい。勢い余って、あの話をしそうになったが、どうにか自分をいさめることが出来た。とりあえず、依頼は断ろう。お金を建前にでもして、独自で調査をしよう。

                 ***

 井中さんは帰っていった。僕は作業机の引き出しを開けた。箱に入ったままの指輪が、鎮座していた。ラジオでは、モーツァルトの曲がかかっていた。題名は、忘れてしまった。そう、忘れてしまったんだ。


 午前八時に起きた。カーテンを開けると、レモン色の光が差し込む。大学の授業は、今日の午前は無い。バイトは、この前辞めたばかりだ。顔を洗って、着替え、赤いベレー帽を手に取り、だて眼鏡をかけた。あの頃の癖が、まだ治っていない。僕はバスに乗り、両国国技館へ向かった。


 両国国技館は、野次馬とメディアでいっぱいだった。警察がいたので、山城さんもいるかもしれないと思った。調べたくても、中に入ることが出来なかった。黄色いテープに阻まれたのでは無く、人の波で動けずにいた。サーフボードが欲しいと初めて思った。


 その時、「手塚さん!」という声が聞こえた。なぜ自分だと分かったのか。変装は完璧だったはず。声のした方を向くと、井中立香だった。


 なぜ、ここにいるのだ。なぜ、僕のことが分かった?

 井中立香は、学校を休んで、ここに来たらしかった。どうしてここに来たのかを聞いた。


 彼女は、「あぁ、いやー、どのくらい話題になってるかなーとか、どのくらい警官がいるかなーとかを見るため?ですかね」と答えた。恐らく嘘だ。あの事件を自分一人で解決しようとして、調査をしに来たといった感じだろう。


「手塚さんは何でここに?」


 彼女が聞いた。僕は、適当に答えをぼかしておいた。その時、彼女のお腹が鳴ったので、近くの珈琲店に案内した。


 その店には、時間には合わない数の人がいた。その中に、山城さんもいた。僕は見て見ぬふりをして、案内された席に座った。山城さんがいる席の、すぐ隣だった。

僕は居心地が悪かった。隣から送られてくる視線が、痛かった。店員の話し声もほとんど聞こえていなかった。注文も、反射的に「紅茶 アイス」と頼んでしまった。メロンソーダが飲みたかったのに。


 立香が、トイレに行ったタイミングで、山城さんがこちらの席に来た。

山城さんは、僕の警察の知り合いで、僕は彼を、地方のお巡りさんだった頃から知っている。あの頃で、三十代だから、今は五十になっているのだろうか。側頭と、ひげの一部が白くなっていた。


「彼女?」と、彼は聞いた。


「年が離れすぎです。高一ですよ、あの娘」

「ついに犯罪に手を染めたか……」


 彼はしみじみと言った。僕は適当に笑って誤魔化した。


「そうだ、犯罪と言えば。お前、ここにいるって事は、両国の事件と関係あるだろ?」


 この人は勘が良い。お陰で僕は、この人に嘘をつけない。


「まぁ、そうですね」


 山城さんは、嬉しそうに「だよな」といい、A4サイズの茶封筒をテーブルに置いた。そして、「警察は動くぞ。お前はどうする?」といって、レジに向かっていった。茶封筒の中身は、現場の写真だった。


 立香が戻ってきて、適当な話をした後、珈琲店をでた。当てもなく歩道を歩き、僕は彼女に言った。


「ところで君は、どうしてこの事件を追っているんだい?」


 彼女は、僕に推しについて語った。彼女は、本当にν・rhythmを愛していたし、桜を真剣に愛しているように見えた。だからこそ、僕は少し厳しいことを言った。君は、この事件に関わるべきでは無い。今からでも遅くない。家に帰って、学校に行き、友達と遊び、幸せでいてくれ。


 彼女は膝から崩れ落ちた。僕は何もせず、そこから立ち去った。

僕には、淡い予感がしていた。現場の写真を見てから、人の憎悪の心が見え隠れしているように見えた。だけど今の時点でそれは、磨りガラス越しに物を眺めているような、不透明な感じだった。

                ***

 僕は、(言わなくても分かっていると思うが)探偵だ。だから、いつ

誰がどこで何をしていたかなどは、比較的簡単に知ることが出来る。僕

は、事件があった日のライブに関係していた人物を、一週間のうちに洗い出した。

そして、山城さんからもらった、(本来なら重要書類であるはずの)写

真と照合し、照明スタッフであった、三人の人物にたどり着いた。


 ドズール・アナハイム、八島未來、そして、佐渡真央だ。


 しかし、三人の自宅は特定できたが、三人とも自宅に帰ってくる様子は無かった。どうやらもれなく全員、警察に拘留されているらしい。


 僕は、とりあえず山城さんに連絡し、警察署に入る許可をもらった。三人は、無実の罪と主張しているらしい。そのせいで警察も、捜査が難航していることも教えてくれた。


 僕が警察署に行くと、入り口でワイシャツ姿の山城さんがいた。青みがかったワイシャツだった。それに対して僕は、イベントで買った服と、ジーンズという、そぐわない格好で警察署に来ていた。山城さんは気にせずに、僕を中へ案内した。


「一昔前だったら、吐かせる方法なんていくらでもあったのになぁ」と廊下を歩きながら山城さんは言った。


「人権は大切です」と僕は言った。


「人権なんか、無くなれば良いのにな」


 警察官がそれを言っていいのかと思った。


「まぁ、一人ずつ呼ぶから待っとれや」


 そう言って彼は、僕を取調室の椅子に座らせた。机の上には、透明なアクリル板がある。容疑者がこちら側へ来ないように、かなり丈夫に作られている。板にはポツポツと小さな穴が開いていて、直径十センチくらいの円形を成している。そこで話す仕組みになっていた。


「何度も言うが、こんなことをするのはお前だからだ。本当は一般人に

こんなことさせないよ」と、山城さんは言いながら、ドアを閉めた。


 僕の右後ろには、監視カメラがついている。なんだかここでは、スマホを見ることさえも、悪いことのように思える。


 やがて、一人の女性が出てきて、向こう側の椅子に座った。佐渡真央だ。


 彼女は写真で見るより、明らかにやつれていたし、明らかに疲れていた。


「大変ですか」


 僕が聞くと、彼女は力なく「そうね」と言った。仄かに香水の匂いが漂った。私は、この香水を知っている。確か、名前は


「セバスチャンディオール……」


 彼女は驚いた様子で、「よくご存じで」といった。


「照明の仕事は汗ばむから、これで誤魔化しているんです」


 僕はそれについて特に感想は述べなかった。


「この香水、桜さんからもらった物なんです。誕生日プレゼントだって。あの人はホントにいい人です。私に彼女を殺害することなんて出来ません」


 僕は、別に拘留されている人の中に、犯人がいるとは考えていないと言った。方便だが、警戒を解くためには重要なことだ。


「では、なんのためにここへ?」

「桜さんに、恨みを持っていそうな人物を探し出すためです」


 彼女は、残念ながら、協力できそうに無いと言った。


 僕は礼を言って、もう用はないと伝えた。


 彼女が部屋から出た。十分くらいしてがっちりした男の人がやってきた。彼は僕を一瞥して、椅子に座った。体を横にして座っていて、僕からは、彼の左半身しか見えなかった。目線もこちらでは無く、壁に向けていた。鼻が高く、肌は黒かった。ドズール・アナハイムだ。照明スタッフのチーフだ。僕は、「Hello」と言った。彼は何も言わなかった。その代わり「日本語でかまわない」とだけ言った。流暢な日本語だった。


 僕は居住まいを正した。僕は日本語で、「僕は君が犯人だ、とは考えていない。ただ、桜に恨みがありそうな人を教えて欲しいんだ」と話した。


 彼はポケットの中に手を入れて何かを探した。煙草を探しているのだろう。彼からはほんのり煙草の香りがした。彼は、ポケットに何も無いことが分かると、大きなため息をついた。


「ミス・桜とは長い付き合いだ。それこそ、ν・rhythmが始まってからずっと、ビジネスパートナーとしてやってきた。だからこそ、彼女に関しては、君より知っている自信がある」


 僕はおそらくその通りだろうと言った。


「知っているか?ν・rhythmは最初、六人で活動していたんだ」


 初耳だった。


「しかし……七年ほど前か、スキャンダルがあった。売り込みの時期だったから、知っている人は少ないがな」


 彼はそれまで言うと、黙り込んだ。僕は話の続きを待った。しかし、いくら待っても彼は壁を見つめているだけだった。


「俺をここから出してくれたら、続きを話してやってもいい」


 僕は大きくため息をついた。聞こえるように、わざと大きな声でため息をした。僕は机に突っ伏して、もう結構ですと言った。


 最後に来たのは、八島未來だった。彼女は、椅子に座るなり、「私じゃありません」と言った。僕は、警戒を解くために「君が犯人とは考えていない」と言った。彼女は、蚊の鳴くような声で、「嘘つき」と言った。


 僕は、警戒心を解くことは諦めて、彼女に質問した。


「貴方は、何年前からν・rhythmの会社に勤めていたのですか?」


 彼女は、「ちょうど十年前です。何度も言っているでしょう」と言った。


 知るかよそんなこと、と思った。もちろん口には出さない。しかし、十年前から働いているなら、ドズール・アナハイムが話したスキャンダルの話も知っているだろう。


 僕は、スキャンダルについて聞きたいと言った。彼女はブツブツ小言を言いながら、七年前に起ったことについて話してくれた。要約するとこんな感じだ。


「当初、ν・rhythmは六人で活動していた。今も活動している五人に加え、宇野 泉という人がいた。当初は、宇野がセンターだったが、ある映像が世に出回ったことで、宇野がν・rhythmを脱退することになってしまった。その映像とは、当時人気の俳優だった武藤 光と、宇野が同棲している映像だ。どこでいつ誰が撮ったのかも分からないその映像を、人々は真実と理解した。映像は瞬く間に話題になった。武藤は、自分の身を守るために、宇野にそそのかされたということにした。それ自体は、「芸能界では稀にある出来事」で済まされた。しかし、その映像を撮影し、世に出したのが、アイドル名「桜」で活動している海山 桜だったらしい。彼女は宇野がセンターを張っていた時期は、二枚目キャラとして活動していたが、センターの座を奪うために、この騒動を作ったという噂がある。これが、社内でも一部の人しか知らない、スキャンダルの全貌だ」


 僕は、彼が口をつぐんだ理由が分かるような気がした。


 彼女は話し終わると、僕を見据えた。


「貴方は何者なんですか」と彼女が聞いた。僕は「探偵です」とだけ言った。そして彼女は急に、僕を襲おうとした。アクリル板のお陰で眼前で止まった。彼女の息が当たったアクリル板の一部は、白くぼやけている。僕はまっすぐ彼女を見た。


「お前が本当に探偵なら、私の無実を証明しろ。犯人は佐渡真央に決まってる。犯行当時、照明を担当していたのはあいつだ。しかも、すこし桜さんに気に入られてるからって、調子に乗ってやがる。私の方が先輩なのに。あいつだ。あいつしかいないんだ。早くあいつを逮捕してくれ!」


 八島未來は叫ぶように言った。僕は、何の感情も抱かないようにしながら、彼女を見た。探偵に他者の私情はいらない。参考にするのは事実だけだ。


 僕は、彼女が聞こえるか聞こえないか位の音量で、「うるさい」といった。その後、僕は部屋を出た。未來が何か叫んでいたが、何も聞かないようにした。

                 ***

 僕は、宇野 泉の家を訪ねた。


 長野県のS市にあるごく普通のアパート。三階建てで、近くにスーパーと、コンビニが三店舗ほどあった。情報によると、その205号室にその人はいるらしい。


 僕は、205号室の、インターホンを鳴らした。「ピンポン」という音が、ドア越しに聞こえた。誰も出なかった。僕は続けて二回押した。「ピンポンピンポン」音は空しく響いた。どうやら留守らしい。僕は駐車場で見張ろうと思った。アパートから出て、入り口の階段を降りた。


 すると、一台のプリウスが駐車場に止まり、中からブロンドの髪をした女性が出てきた。左に泣きぼくろがあり、美人だと思った。間違いない。この人が宇野 泉だ。化粧が上手く、二十代に見えた。三十路なのが信じられないくらいだ。


 彼女は、素性の知れない僕を快く中に入れてくれた。スーパーに行っていたらしく、手持ちのレジ袋に、食料品などが入っていた。


「汚い部屋だけど、良かったら入ってください」


 僕の事務所の数十倍は整った部屋だった。僕は玄関で靴を脱ぎ、中へ入った。


 部屋は一人暮らしらしく、1LDKだった。アロマでも焚いているのか、良い匂いがした。


 彼女は、僕をソファーに座らせると、すぐに紅茶を出した。さすが元アイドル。そして、彼女はテレビを付けた。バラエティー番組が映った。彼女は僕のすぐ隣に座り、つまらなさそうにテレビを眺めた。


 ネットで見つけたアイドル時代は、キラキラした印象を受けたが、今の泉さんからは、どちらかというと落ち着いた、丸みを帯びた印象を受けた。あと、良い匂いがした。


 僕は、海山 桜が殺害されたことを話した。


「えぇ、知っていたわ。大分(だいぶ)ニュースでも話題になっていたもの」


 目線はテレビに向けたまま話した。僕もテレビを見つめながら話した。芸能人が何か面白いことを言った。テレビの向こう側の人は笑った。僕は笑わなかった。何が面白いのか分からなかったから。彼女も笑っていなかった。


「それで、私に何の用なのかしら」と彼女が言った。僕は七年前に起ったスキャンダルについて話した。


 彼女は、何も言わずにソファーにもたれた。


「貴方は、私が桜ちゃんを殺害したと思ってる訳ね」

「いえ、決してそういう訳では」

「いいの。無理しないで。確かに、そう思われても仕方ないかもね」


 彼女は立ち上がった。テレビはずっと騒がしかった。


「確かに、最近まではあの娘を恨んでいたわ。桜が居なければってね。でも、ペットが亡くなったときと同じように、そういうのも、時間と同時に薄れていっちゃうのね」


 彼女は、机が置いてある部屋に向かった。


「逆に、今では感謝してるのよ。何よりも、今が大事だって気づけたから」


 彼女は部屋から小箱を持ってきた。紅茶の横に置き、それを開けた。

中には、写真がたくさん入っていた。


 彼女は「ν・rhythm時代の写真。桜ちゃんも映ってるのよ。ほら」と、写真を一枚取り出し、見せてきた。僕は、写真を見るふりをして、小箱の中を見た。数枚の写真の隙間から、キラリと光るものが見えた。


「これが集合写真」


 持っていた写真を置き、新しく写真を撮りだした。キラリと光るものは、写真で少し埋もれていたが、僕には指輪だと判断できた。


 突然、テレビから大きなギターの音が流れてきた。僕はびっくりしてテレビを見た。何かの生演奏だった。彼女も驚いた風だった。僕は自分を落ち着かせて、息を吐いた。脈拍が激しかった。ちらっと小箱を見ると、そこに指輪は無く、写真が数枚あるだけだった。


 彼女は「びっくりした」と、感情の無い声で言った。左手が不自然に握られていた。


 僕には、彼女は何かを隠している、そんな直感がした。

 窓から差し込む光が紅くなってきたので、僕は帰ろうと、腰を上げ

た。彼女は、右手で僕の手を掴んだ。左手は握られたままだ。


「……なんです?」


 僕がそう言うと、彼女は驚いた様子で僕から手を離した。


「いえ、何でも無いです……ごめんなさい変なことをしてしまって」


 僕は、「いえ」と言うと、玄関に向かった。泉さんは、「送りましょうか」と言ってくれたが、僕は断った。


 外は太陽の光で赤く染まり、カラスが群れを成して飛んでいた。一匹だけ、その群れから外れ、集団に追いつこうとしているカラスがいた。去り際に彼女は、「犯人、見つかると良いですね」と他人事のように言った。彼女の指の隙間から、指輪の模様が見えた。今度ははっきりと、明確に。それは、僕の事務所の引き出しにある指輪と、同じ模様が入っていた。あいつに渡した指輪と、同じ物だ。

                ***

 まっすぐ帰ろうかと思ったが、少しだけ歩いてから帰ることにした。これといった理由は無く、ただ、その時の自分はその行動を取ることにした。それだけだ。


 ぶらぶらと道を歩いた。最近、一人で歩いたことは無かったなと思った。こうして、何も考えずに、歩くことに集中した。目線を地面に向けると、地球が、丸くなっていることが見て取れる。いろんな人の声が、僕の集中を妨げる。


 知っている人は少ないがな。

 あの人はホントにいい人です。

 犯人は佐渡真央に決まってる。

 犯人、見つかると良いですね


 僕はそこで気がついた。なぜあの人は嘘をついた?


 僕は電車のダイヤを確認した。ちょうどあと十分ほどで、近くの駅に電車が来る。両国国技館行きの電車が。

                ***

 両国国技館は、相変わらず警察がしっかり守っていた。僕は、山城警部の名を使い、中に入り、控え室に行った。ν・rhythm専用の控え室は、事件があったそのままの状態で保存されていた。ゴミ箱の中のゴミさえも。


 彼女、海山桜は、ファンレターは必ず読んでいる。しかも、ファンからの差し入れも、ライブ前には必ず食べている。どこかの週刊誌が、ν・rhythmの取材をした際、このような記事が載っていた。


 そう、ライブ前には、必ず食べていた。

 僕はゴミ箱をひっくり返した。見ていた警察官が、僕を止めにかかった。抵抗したが、屈強な警察官からしたら、もやしのひげ根を取ること程度の手間だっただろう。


 僕は、両腕を後ろ手にがっちり固定され、足を折り曲げられ、上半身だけうつ伏せにさせられた。腕がもげるかと思うほど、強い力で拘束された。

控え室には、クッキーが入っていたであろう袋や、きれいに飾られた手紙などが散乱している。


3rdアルバムに続く

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