第5話:スキル取得

国立虚牙からば高校––––通称【虚高からこう】から自宅に帰ってきた。ここで1つ思い出したことがある。そう–––【祝福の宝珠ギフトオーブ】を使っていないのである。

「あー完璧に忘れてた...今からやるか」 


ここで改めて【祝福の宝珠ギフトオーブ】について説明しよう。【祝福の宝珠】 は、15歳になった時に【祝福の宝珠】がそばに現れ、それを使用することで【スキル】を得ることができる。得られるスキルは大別すると[戦闘系・生産系・魔法系・補助系]の4種に分けられる。(回復系は魔法系や補助系にまとめられる事が多い。)


この時にに得られたスキルは[戦闘系・魔法系]が良いとされる。どうしてかというと、得たスキルによって初めに与えられるランクである。

––––––ランクは最下位のFから最上位のA、級の枠に収まらないという意味合いでのSの七段階存在する。その中でもA〜Fには➕《プラス》と➖《マイナス》が存在するため、実質13段階存在する。昇級ランクアップの条件は級ごとに設定されているため、あげるのがかなり大変なのである。なので、始めが高いと昇級時の苦労が減るのである。そのため、欲しいスキルランキング上位には必ず戦闘系か魔法系がある。


閑話休題説明はそこそこにしておいて


「さて、運試しと行きますか」

【祝福の宝珠ギフトオーブ】の使用方法はかなりシンプルで、両手に持って「使う」ことを念じるだけである。その後【祝福の宝珠ギフトオーブ】が光り輝き消失することでスキルを得られる。その時、【ステータス画面】が現れそこでスキルが確認できる。


宝珠オーブ両手に持ってっと……「使う!」)

パアアアアアッ

「おぉーこりゃすげーな」

宝珠が発する光はとても幻想的ファンタジーでいつまでも見ていられた。しかしそれはいつまでも続かず、光と宝珠は徐々に消えていった。すると、『ブン』という音と共に半透明の画面––––––【ステータス画面】通称:ステータスボードがあらわれた。


「おー、こんな感じなのか……なんかな」


––––––––通常、【祝福の宝珠ギフトオーブ】を使ってスキルを得た時に得られるスキルは4種のうちからなのである。だが、対裏たいりが得たスキルは全部でだった。しかも––––

「【反逆】【天邪鬼あまのじゃく】【虚偽】【悪戯いたずら

過極かきょく】【疑心暗鬼】……?どれも不思議な名前だな……これ全部じゃん」


––––––スキルにはそれぞれランクがあり、下からG 〜 Sの8段階で基本的に区別される。だが、才醒者さいせいしゃランクと同じように、ランクの枠に収まらない強さを持ったスキルは別のランクで呼ばれる。それがU:《ユニーク》である。


つまり、対裏たいりが持つ【祝福の宝珠ギフトオーブ】から得たスキル群はかなりのイレギュラーなのである。


「んー……とりあえず確認だな」


………………………………………………………

さかさ 対裏たいりの現在ステータス

lv.1


HP:4000

MP:4800

SP:2000


属性:-

特性:-


STR:500

DEX:500

VIT:500

AGI:500

INT:500

MND:500

LUK:500

CRI:500

CHA:500


PP:10000


称号:


スキル:【反逆】【天邪鬼あまのじゃく】【虚偽】【悪戯いたずら

過極かきょく】【疑心暗鬼】


補足:SP=スタミナポイント

   PP=プラスポイント(ステータス強化ポイント)

   CRI= クリティカル

   CHA= カリスマ・魅力

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オフライン・ファンタジー無双譚(※本人しばらく無自覚) @RAKUMA

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