平凡な毎日

無為徒食

第1話

私はどこにだっているありふれた女子中学生なんだろう


多少の悩みはあるし特別親が厳しいわけでもない


学校だってそこそこの所だしテストの点だって

悪くはない


そんな人間のごくありふれた日常をここに綴っていこうと思う


朝は6時に起きてシャワーに入って時間が余ったらアニメを見る


そして学校の準備をして学校に行く


朝ごはんを食べる日もあれば食べない日もある


そんな日常


学校に超絶イケメンがいるわけでも


何か特別な文化があるわけでもない


文化祭だって他の学校よりしょぼいくらいだ


学校での喋り相手を友達と呼ぶことすら少し緊張するめんどくさい時期に突入しているただの女子中学生


以下友達と呼ぶことにしよう


そんな平凡な日常 平凡な私


友達に賢くて運動ができて絵が上手な子がいればずるいなと思う


これが妬みだとわかっていても思ってしまうのだから仕方がない


そんな私には6歳離れた兄がいる


兄は努力できる人間だと家族の贔屓目を抜いても思ってしまう


試験の2週間前にもなれば本気で努力して合格を勝ち取る人間だ


そんな兄だが話が長いし何度も同じことを言ってくるし


怒っている時間が1番無駄だと自分で言いながらも怒っている時間が長い


私に優しいわけでもない


だがそんな兄に勝てることはそう無い


勉強では負けるし運動でも負けるゲームでだって負ける


兄には到底及ばないと心のどこがでいつも思っている


私が負けず嫌いだったら


私がもっと努力できる人間だったら


タラレバばかりだ


そんな自分が嫌いだ


そんなことが言えれば漫画の主人公にでもなれたのかもしれないが


自分のことが好きなのか嫌いなのか私にはわからない


そんな所が平凡なんだろう

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