第43話初体験する女神様 2
どうしよう?
立花さんに言わなきゃダメだ。
その使命感はあるのだが、
込み上げてくる気持ち良さが
立花に告げようとする
女神の邪魔をしてくる。
女性は耳の穴を
男性に舐められただけで
絶頂を迎える人も
いるくらいの性感帯だ。
そこに温かい立花の舌が
尖った状態で穴の更なる
奥を求めて深く入ろうとする。
Tシャツの上から触っている
手はブラの存在など関係なく
しっかりと彼女の胸を握り
大きく円を描くように
回転をかけなから
揉みほぐしながら快楽を
与えていた。
もっと、していたい。
気持ち良さのプ-ルに
浮かんでいた女神が
快楽の悪魔を振り払って
『立花さん、待ってください』と
かすかな声を出した。
その声に気付いた立花が
『どうした?』と
耳の穴を舐めたまま聞き返す
耳の穴の近くで
話された声が響いて、
またゾクッと身体が
震えたが踏ん張り
『お願いです、待って下さい』と
上からのしかかっていた
立花の身体を下から、
どかす形で押し上げる。
女神の、その行動に
立花も応じて
自分の身体をどかした。
全身がポカポカしており
頬も紅潮していたが
それを振り払うようにして
『ごめんなさい』
『今日は女の子で
出来ない日なんです』と
女神が謝ってきたのである。
『出来ない日?』
女神の言葉をはんすうして
立花が聞き返すと
彼女は黙って頷く。
女の子の日?
立花にも理解出来た。
『マジで?』
立花がひきつった笑いを
浮かべ聞くと
『本当にすいません』
『もっと早く言えば
良かったんですよね?』
女神が頭を下げて謝ってくる。
立花は無意識だったが、
蝶野正子にタクシー内で
刺激された行為や
武藤慶子に強引にされた
キスで彼の中の男の本能が
完全に復活していた。
そこに彼女である女神が
訪問して喜びキスをして
スイッチが入ったのであった。
『大丈夫、
俺も全部をするつもりは
最初からなかったから』と
愛想笑いをしているが
下半身は完全体になっており
猛り狂って
ギンギンとなっている。
女神もチラッと見て、
ソレを確認しており
『もう、何で
よりによって今日なの』と
心の中で悔しがっていた。
『ゴムも無いから
今日はムリだったし』
立花の、その言い訳は
小学生が自分を肯定する
痩せ我慢をしているようで
それを見ていた女神も
悲しくなり
『次もあるから、
アタシが今から
買いに行ってきます』と
言い出す始末だ。
現役アイドルが
避妊具を買っているのは
想像したくない。
『それは今度、
俺が買っておくから』と
立花が言うと
『あと3日で終わりますから』
『その時には絶対に』と
女神が必死に懇願してきた。
『月曜日は仕事は早いの?』
日にちを計算した立花が
冷静に聞くと
女神は慌てスマホで
予定を確認するが
バツの悪そうな顔で
『レコーディングで
終了時間は未定です』と
説明する彼女であった。
『そんなに気にしないでよ』
『急に襲った俺が悪いんだし』
『次の機会に、ちゃんとしよう?』
作り笑いをして
立花が説明するが
彼女は
納得していないようだった。
『ちゃんと女神の予定が
分かる日に予定を決めて、
しようよ?』と立花が言うと
不満そうに彼女は
『だって立花さんのアレは
ズボンの中ですごく
苦しそうじゃないですか?』と
言ってきたのである。
オフモ-ドになっていた
立花はスエットの上下を
着ており
柔らかい素材なので
立花の立花が
大きさだけじゃなく輪郭まで
分かるほどになっていた。
立っている事を指摘されて
恥ずかしい立花は
やや前かがみになりながらも
『そのうち収まるから』と
彼女に説明するが
『アタシがしましょうか?』と
女神が聞いてくる。
その言葉に驚いた立花が
『しましょうか?って
何を?』と
うわずった声で聞き返すと
『クチか、手でします』と
倒れそうな回答を
してきたのであった。
『女神、した事あるの?』
ビックリした立花が聞くと
『した事がないから
立花さんが色々と教えてください』
『同期の美桜ちゃんに
聞いたんです』と
説明をしてきた。
『美桜ちゃんは
付き合って2年の彼氏に
出来ない日は
クチでしてあげてるって
言ってたんです』
これから美桜ちゃんを
テレビで見る時に
見方が変わるぞ、と
立花は思っている。
『彼氏を満足させるのも
彼女の役目だって
美桜ちゃんも言ってたし』
『正直アタシも
興味があるんです』
『ちょっとだけ見せて
貰っても良いですか?』
17歳の現役アイドルがシンボルを
見たがってきた。
『待って、ここで?』
予想外の展開に
立花がテンパっているが
女神は冷静に
『アタシは経験がないから
怖いんです』
チラッと立花の立花を見ながら
『それが入るんですよね?』
『覚悟はしているんですけど
不安なので最初に大きさを
確認しておきたいんです』
『ダメですか?』と
心配そうに聞いてきた。
確かに彼女の
言っている事は分かる。
男の自分が恥ずかしいなんて
言っているのはカッコ悪い
『女神が、そこまで言うなら
見せるのは問題はないけど』
『クチや手では、
しなくても良いよ』
『そういうのは
美桜ちゃんの所みたいに
付き合って長いカップルが
する事だから』
『俺たちは最初は
普通に体験してから
じょじょに、そういう事は
していきたい』
『女神の初体験は
大事にしてあげたいんだ』
『それじゃダメかな?』
立花にそう言われた女神は
『嬉しいです』と言って
笑顔で頷いてきた。
『見せて貰うのは、
その時で大丈夫です』
『立花さんの言葉で怖さが
消えました』
そう言って抱きついてくる。
『よそはよそ、
うちはうちですね?』
女神は満足そうに言っているが
ちょっとだけ、して貰えば
良かったかもと
カッコをつけて
失敗したと思っている
立花がいた。
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