魔物図鑑:ゴブリン

◇ゴブリン


 体長120~150cm程度。酷くくすんだ苔色こけいろの肌をした人型の魔物。


 繁殖力が高く、草原や森、洞窟など多くの場所に生息する。

 群れで生活する習性を持ち、複数の群れが集まり廃村や廃砦を占拠することもある。そう言った集団は上位種が支配している可能性が高いため要注意。


 簡単な罠などを用いる知能もある為、注意を怠ると囲まれていることがある。

 他の個体や冒険者の亡骸から拾った武器や道具を所持し、魔素による最適化をしている個体も多く確認されている。



◇ゴブリンメイジ


ゴブリン亜種。


 魔法を使用するため厄介だが、その個体数はゴブリンの総数を考えると少ない。


 使用する魔法は個体によって異なり、大抵は一種類だが、稀に二種類の魔法を使用する個体も報告されている。

 中級以上の魔法を使用する個体は確認されていない。


―— メモ

王都近郊の中級ダンジョンで中級魔法を使う個体が発見、討伐された。

現時点では上位種なのか、他にも同様の個体が存在するのか詳細不明。

回収された死体は研究所にて調査中。


討伐した冒険者によると『死体には酷い火傷の痕があり、自身の魔力を制御できずに負った物ではないか』――とのこと。


——————————

Tips:魔素研究所(通称:魔素研)

 王都にある研究所。ダンジョンや魔物、最適化など、魔素が絡むこと全般について各部署に分かれて研究している。研究の為に非人道的な実験に手を出している者もいる…という噂がある。少し珍しい被検体が持ち込まれたらしい。

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