2011.3.17の日に
この日、前々から行きたいと思っていた東吉野にある丹生川上神社中社を訪ねて行った。
奈良吉野には、丹生川上神社上社、丹生川上神社中社、丹生川上神社下社があり、水に纏わる神様をお祀りされている。上社と下社はどちらも幾度かお詣りしているけれど、中社はご縁がなかったのか、此度が初めてのお詣りになる。
なぜか東吉野は個人的に訪うハードルが高く、それまでに訪れたのは、人に誘われての2回きり。それなのに、西吉野なんて、たいそうな理由が無くても、いきなり出かけて行くこともよくある。
榛原からバスで丹生川上神社中社まで行く。一大決心しての割には、あっさりとお社に詣で、役場方面へ歩く。国道166号に出ると、左手に進路を取る。佐倉峠で国道から離れ、大宇陀方面へと向かう。あまり天候が良くないせいか、車も人も通らない。低いなだらかな山(丘?)が田畑の間にぽつぽつとある。そんな山蔭に小さな集落が点在する。今風に、ブルーベリー畑があったりするけれど、その昔も、人はこんなふうに穏やかに田畑を耕し、野に菜を積んでと、そんなふうに糧を得て暮らしてきたのだろう。別れ道を右手菟田野方面へ。適当にふらふら歩いているので、思ったより、時間がかかっている。宇太水分神社に14時過ぎ着いたけれど、寒さも増し、みぞれもたまに降ってくるので、行程をショートカットし、榛原駅へバスで移動。珈琲を飲んでケーキをいただき、一息ついたところで駅南にある墨坂神社に詣でる。
駅に着いて初めて、電車遅延のアナウンスが流れていて、どこかで地震があったことを知る。この時は、そんなに酷いと思っていなかった。榛原駅から家に帰る間は爆睡、帰った後は朝が早かったので風呂に入ったら速攻就寝。
翌日朝、テレビの映像で地震の巨大な被害にあぜんとした。想定外。そうとしか、言いようがないよね。神ならぬ人の身には、到底太刀打ちできるものではない。
阪神淡路大震災の時もそうだったけれど、亡くなった方々には冥福を、被災された方々には一刻も早い安堵を得られるよう、彼方よりお祈り申し上げる。
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