2009年8月御嶽山
どうして、御嶽山に登ろうと思ったのか、はっきりしない。百名山だからというのは違う。役行者さんが開山したという修験の霊峰だからかなぁ。
23日夜、名古屋まで仕事終了後移動、宿泊。
24日朝イチの特急バスを乗り継いで、御嶽山に登る。王滝口から登ったと思うのだけれど、月山と違って、天候に恵まれた。標高が高いので汗はほとんどかかない。むしろ、9合目くらいでは寒さの為、一枚重ね着をしたくらいだ。頂上小屋で、本日朝の気温は5度とのこと。下界と全く違うね。明日に備えて、早い就寝。
25日朝4時半起床。ご来光を頂上にて拝見。そのまま頂上巡り(?)開始。運動不足で体力低下の為、登りがキツい。へーへー言いつつ36童子の塔(全部は見れなかった)を巡り、摩利支天へ。摩利支天への途中、○○姫霊神という塔が二つ三つある。ちょうどそこは岩が>の状態になっていて、蹲れば人が何人かビバーグ出来る。なにより、水がポタポタと滴り落ちていて、海への第一歩…なんて思ってしまった。
飛騨頂上から左回りに継子岳経由三ノ池へ。三ノ池手前でこまくさの群落発見。今が盛りと咲いているのを見ていると、心の底からふつふつと嬉しさが込み上げてくる。遠くから眺めると、三ノ池はびっくりするほど青く美しい。三ノ池にて龍王様に祝詞奏上。近くで見ると、綺麗な水だがブヨの死骸が結構浮いていた。生態系の豊かさの証。
八合目女人堂へ下る。中の湯まで下り、温泉に浸かってゆっくりと…と思っていたのに、生憎のことに閉まっている。残念だけど、これで良かったのかも。然程時間が経たぬ内に、バスが来て、木曽福島駅へ。駅に着くと、松本行きがちょうど良くある。とびのって奈良井宿へ。そうして、今現在さるなしハーブティーを飲みながら山行きの反省をしている。もう一日山に篭っていても良かったのでは、と。明日の予備日どうしよう?なんだか、うにゅーんとなってしまってなんでもいいかと思ってしまった。とりあえず、珍しい、さるなしハーブティーとさるなしジャムはゲット。
26日はダレダレの1日になった。朝イチ奈良井宿より鳥居峠を越えて藪原駅へ。峠で熊出没注意の看板と鐘に出くわす。熊か…。念の為、鐘を鳴らして下って行く。のんびり歩いたのに、駅に昼前に到着。時間があるので下諏訪へお目当ての菓子を購入する為に移動。残念なことに、かりん饅頭を販売しているお店は休みだった。諏訪大社下宮秋宮に詣でるついでにのぞいた、新鶴も休みで塩羊羹もゲット出来ず。しょうかたなく菅野温泉で湯に浸かり、松本へ出る。電車の中で食べるものと土産を購入後、駅直ぐの書店で本を数冊買い込み特急に乗る。車窓からの夕焼けは美しく、山間いの木々の影などもゆかしく、一日の終わりにふさわしい。
この5年後の2014年9月27日昼前、大噴火発生。
亡くなられた方、行方不明の方、ご冥福をお祈りいたします。
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