第18話 さみしいからどこにでも行きたいの

「すいませんここに妻がいませんか!?」


 扉を開いたのは、頭にヤギの角が生えた男性だった。

 緑色の髪に浅黒い肌、エルフのように尖った耳、少しつり目なアンバー色の目。

 その顔に、私は見覚えがあった。



「ダイチくん!?」

「え、あ、アサさん!?」



 入ってきた男性――ダイチくんが、私の日本名ミドルネームを呼んだ。【黒い森】だと、そっちの名前で呼ばれることが多い。


「おや、お知り合いですか? ……どこかでお見かけした気もするのですが……」


 先生が、掛けていたメガネを上げる。

 見たことがあるのは当然だろう。


「ダイチくんは、魔王ソラのいとこなんだよ。サテュロス族」


 ああ、どうりで、と先生がポン、と手を叩く。

 サテュロス族は、人間領では下半身はヤギ、上半身は人間とよく表現される。だが個々でまちまちで、ヤギ寄りのサテュロス族もいれば、人間寄りのサテュロスもいる。それは親の遺伝とはあまり関係ないらしい。

 けれど不思議なことに、ソラとダイチくんはよく似ていた。違いといったら、ソラには角がないこと、ダイチくんのほうが顔が優しく見えることだろうか。

 ……ん? さっき、『妻』って言った?



「ダイチさん……」


 フェナさんが、礼拝堂の椅子から立ち上がる。

 その途端、ダイチくんが駆け寄り、フェナさんの身体を抱きしめる。

 背の高いダイチくんは、フェナさんの頭の位置にまで体を屈ませていた。


「フェナさん、無事でよかった……」


 はー、とダイチくんが長い安堵のため息をつく。


「ヒトさらいでもあったんじゃないかって、心配した……」

「ごめんなさい、ダイチさん……」


 フェナさんの声が、徐々にやわらかくなっていく。

 やっぱりさっきまで緊張していたんだ。ダイチくんが来たことで、ほぐれたんだろう。

 それはそれとして。


「ダイチくん、ちょっと」

 

『ちょっと来い』とジェスチャーすると、ダイチくんがフェナさんと離れてこちらに向かってくる。

 私は、フェナさんに聞かれないように、小声で話した。


「なんっでフェナさん、性交のことわかってないわけ!?」

「俺だって聞きたいよ!!」


 それでも聴覚が優れていてうるさかったのか、それとも心境的な問題か、泣きそうな顔でダイチくんが言った。


「なんで教えないのきみは! このままだったらマズいでしょ彼女の今後として!」

「俺が、彼女に教えろと?」


 低い声で、ダイチくんが言った。

 



「何も知らない齢二十三の女の子に、齢二百の俺が手取り足取り教えろと…………?」

「……ああ、うん、ごめん」



 二十三は人間にとっては女の子じゃなくて成人だし、長命種の魔族にとって二百は人間の二十歳なんだけど、何かそう数字にされると犯罪臭があるな……。

 虚無な目をしたダイチくんに、私は謝るしか無かった。


「でも、【黒い森】の婦人科に通うとか、親戚の女性の力を借りるとか、なんか色々手立てあったでしょ!」

「やだよ! 

 あんな魔境にフェナさん連れていくの!!」

「魔族が何言ってるんだ――――!!」


 いや、表現としては一つも間違ってないし、言いたい気持ちもわかるけど。良くも悪くも、【黒い森】は魔族領だし、住人は魔族人間問わず個性の殴り合いをしているので。

 それに露出が多く、セックスアピールの強い女性が多いから、いい所のお嬢さんを連れていくのは、カルチャーショックが大きいかもしれない。アルトゥールくんなんて、初めて来た時は顔を青ざめてたし。


「いや、それでも婦人科に連れていくことは考えてたんだ。別に妊娠だけじゃなくて、彼女の健康も考えたら、早めに病院に連れていくべきだって。

 でもズルズル引きずっちゃって……」

「出たよ長命種のガバガバ時間感覚」


 二年を二ヶ月として考えているこの感覚。


「人間にとっての二年はでかいんだからね! しっかりしてよ!!」

「わかってるって――! だから今日、連れていこうと思ったのー!!」


 こうして、ダイチくんとフェナさんは教会を後にし、【黒い森】へ向かったのだった。




 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪


 疲れた。

 礼拝堂の椅子をベッド代わりにして、私は横になる。胃がキリキリ痛んでいた。


「お疲れ様です、モルゲンさん」


 どうぞ、と先生が紅茶を渡してくる。

 スン、と匂いを嗅ぐと、あの蜂蜜みたいな香りがした。


「……これって」

「アルトゥールが私に渡してくれたんです」


 ふと、いつも微笑んでいるアルトゥールくんの顔が浮かんだ。

 ……そっか。アルトゥールくん、本当に流行らせてくれる気なんだ。


「嬉しそうですね」


 先生の言葉に、私は顔を上げる。

 たゆたう紅茶の上は、灰色の鏡になっていて、そこには確かに口角を上げている自分がいた。

 ……私、自分が思っているより喜んでいたんだな。


「先生、こうなるってわかってたんじゃない? 確か先生の加護に、『未来予知』ってあったじゃん」


 私が半分冗談交じりに言うと、「あれは生命の危険を察知する時だけに発動するものですよ」と先生が困ったように言う。


「それにしても、フェナさんのパートナーが、ソラさんのご親戚とは」

「ねー、世界狭い。まあ、酵母を認識している醸造所って聞いて、知り合いかな? とは思ったんだけど」


 ソラもダイチくんも、同じく微生物学者である私のお母さんの教え子だ。幼い時は研究室に連れられて、ソラとダイチくんが面倒を見てくれたんだっけ。


「しかし、サテュロス族は情欲が強い種族と聞きましたが、ソラさんといい穏やかな方ですね」


 言外に含んだ意味を察して、私は苦笑いした。


「うん、情欲が強いのは間違ってないんだけど、その分教育が行き届いてるんだよね。対処や対応もちゃんと教えられてるし、相手の同意なく襲ったりしない。問題を起こすのはごく少数だよ」


 彼らは報酬系が強いのだ。そのため性欲だけではなく、学習意欲も高い。

 性欲が強い=性犯罪を犯すと勘違いしている人間や一部の魔族がいるけれど、あれは性欲を満たすのではなく、弱者を虐げて安心感を得るためだ。

 そう言うと、なるほど、と先生はうなずいた。


「どうやら、私にも偏見があったようです。今後気をつけなければ」

「そうやって、ちゃんと訂正できる先生はすごいよ」


 こうやって、種族の特性を述べるのも本当は差別なのかもしれない。切り取られた一部の真実によってできるステレオタイプだったり、そもそもあてはまらないヒトも出てくる。

 ただ、彼らがその情欲によって日常生活が上手くいかなかったり、周りの偏見やからかいを受け、思い通りにいかない体に、自らの性質を呪うことも少なくなかった。そういうヒトたちを知っていたら、やっぱり彼らの苦しみも多くの人に伝わって欲しい。

 自分の体なのに、思い通りに動かせないのは、誰だって辛い。自分の体を知るということは、自分の自由を手に入れるということに他ならないのだ。


  

「……今回の件ですが、資本家階級ブルジョワジーの少女たちとしては、特に珍しいことではないようです」


 

 先生の言葉に、思わず私はティーカップを落としそうになった。


「十三歳になれば寄宿学校に通える男子とは違い、少女たちは社会から隔絶されます。身体だけではなく、心も無垢でなくてはいけないからです。

 そして十六歳になったとたん、社交界へ足を運び、結婚相手を探すことになります。

 母親が決めた通りに相手とダンスを踊り、十八ぐらいで十以上離れた男性と結婚して。何も知ることなく、新婚旅行でその行為の意味を知り、心を壊す少女たちは少なくありません」

「……そりゃそうだよ。そんなの、レイプと何も変わらない」


 生き物を研究する以上、避けては通れない道だったから、私は早めに性交を知識として知ったけれど、それなりにショックを受けた。

 それなのに、自分が今から何をされるのか知らされず、男の都合で、勝手に身体をまさぐられて、勝手に内臓を入れられるなんて。

 そんなものを、『無垢』という言葉で強制する社会が、腹立たしい。


 自分の体を、勝手に触らせない。自分の体は、自分で決める。誰にどんなことを言われようと、自分の体を守る。

 触らせていい相手は、自分で決める。自分が「嫌」だと思ったら、好きな人でも断っていい。

 それはどんなヒトでも当然の権利なのに、それを剥奪しているのだ。

 

 ……きっと、当事者たちは、それがどれだけ深刻なことなのかわからないんだろうな。

 私は、無邪気に聞いてきたフェナさんを思い出す。

 それが当たり前の世界だから。自分ではなくて家が大事だから。そこに疑問なんて挟む余地がないから。

 むしろ疑問に感じた女の子は、抗うすべがなく、その葛藤に苦しむほかないんだろう。理不尽に気づかない方が、幸せなのかもしれない。

 でも。


「傷を見ないフリしたところで、傷がなくなるわけじゃない……」


 自分の体や心を支配され、管理されることに対して、何も思わないこと。

 悪気なく、誰かにそれを強制すること。

 そこから生まれる悲劇があること。

 それが現実にあることが、とても悲しい。


「……やはり、あなたは変わっていませんね」


 先生が、笑みを深めた。


「誰よりあなたは、支配されること、管理されることに怒る。それが例え、自分の身に起きた事ではなくても、自分の事のように怒る」

「……潔癖だなって、自分でも思うよ。それこそ、こんな感傷無意味だなって思う」


 当事者が気づかないんじゃ、押し付けがましい行為に過ぎない。

 もっと、見ないふりをすればいいのに、って思ったことがある。

 きっとこのモクムの街でも、フェナさんのことを「無垢な勘違い」だと微笑ましく思っているヒトが多い。私がどれだけそれに怒っても、「何をそんなに怒っているのか」と首を傾げ、あるいは「意味がわからない」と遠巻きにするだろう。 

 私は、この人間領の常識からズレている。

 私の義憤は、当事者にとっては煙たいものでしかなく、時には「押し付けがましい」と無視されて、たまに帰ってくる言葉にガッカリして、傷ついて。

 きっとこの場所では、私は子どもみたいに傷ついて癇癪を起こす世間知らずなんだろう。


 それでも、私は、


「『知性とは、遠くのものに近づく共感であり、

 学問とは、今まで歩いてきた先人たちの知性を引き継ぎ、また遠くへ歩き続けることである』」


 先生の言葉に、私は顔を上げた。


「【黒い森】にある、ヒュパティア学園の訓示だと聞きました。

 ……あなたは卒業生として、学問を修めたものとして、今も貫こうとしているのですね」


 


 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪


  

『なあ、貴姉は考えたことはなかったか』


 確かあれは、当時、シーナサップ公だった王様と、具体的な公衆衛生の計画について話し合っていた時のこと。

 休憩しましょうかと秘書官のヒトに言われて、お茶をしていた時、ふと、シーナサップ公が言った。

 

『確かに、この事業が成功すれば、人間が魔族に汚水を押し付ける必要はなくなるだろう。だが、水が綺麗になれば、全ての流行病が起きないわけではあるまい?』


 ……やっぱり、治世者なんだな、このヒトは。

 良いデータばかりに飛びつかず、慎重にデメリットや問題点を探す。例えば、『納豆菌は生き物だと言ったが、生き物は温度に左右されるだろう。冬や夏でも、浄水できるのか?』という指摘があった。自分が知っている現象を未知のものに結びつける知性と、さまざまなデータを平行に見定める姿に、私はびっくりした。

 ……それは、沢山勉強しているからと言って、誰もが身につけられる技能じゃないからだ。

 当時彼は十六歳だったけれど、この時にはすでに彼は賢王だった。『素人質問で恐縮ですが』とか言われたら私死にそう。


『貴姉が指摘するとおり、流行病は公衆衛生の環境によってその被害の大きさが決まるのだろう。だが、それでもゼロとは言えない。

 もし、このまま、貴姉の思う通りに魔族と人間が融和されたとしても、それは恐らく一時的なことだ。必ず、

 その時は、下手に関わった分だけ、また憎しみを生み出すことにならないか?」


 かつてのポルダー連合国が、そうであったように。

 シーナサップ公は、悲しそうに大きな青い目を細めた。


『このまま分断されれば、これ以上人間も魔族も傷つかないで済む。関わらない――というのも、平和の一つではないか?』



 私の頭の中で、風車の村のことが蘇る。

 子どもたちが歌う『黒い魔族が来たぞ』。アルトゥールくんの、『そんなに皆、強くないよ』という言葉。

 アルトゥールくんの言葉に、何度もそんな事ないと言おうとして、口をつぐんで。何度も何度も考えて、そして思い出した。


 

『……私、恋がしたいんです』


 

 思わず出た唐突な言葉に、目を丸くしたエレインと、一緒にいたアルトゥールくんが、ティーカップから紅茶をこぼした。


『……ほう、魔族に恋とな』

『あ、私は恋をしたことはないです』


 王様の言葉に手を振って否定すると、『そりゃそうだよな』『マセてんな、十歳……』という言葉が聞こえてきた。

 バカにされるかな。でも思い返したら、私の原点はそこにあったのだ。


 

『昔読んだおとぎ話に、人間と魔族の恋の話があったんです。それは不幸な運命に翻弄されて、天国で一緒になる話でした』

 

 最初読んだ時、私は悲しかった。魔族と人間だから死なないと一緒になれない、なんて、とても『よかったね』なんて言えない。

 魔王城や【黒い森】では、人間と魔族の子なんてごくありふれている。人間だからとか魔族だからとか、そんなことは関係なくて、ただ愛し合っていればいい。

 それなのに、外を出たらそんな風に終わりを迎えなきゃいけないなんて、嫌だと思っていた。

 何より、自分がそんな目にあいたくなかった。


 出会わなきゃ、そんな苦しみは無い?

 閉ざされていれば、そんなことも起きない?

 でも、出会ってるじゃん。分断されている今でさえ。

 こうやって、アルトゥールくんたちだって、私だって乗り越えてやってきている。

 ――川の流れが絶えないように、生き物は、移動しないで生きることは出来ない。

 

『私は、恋をしたことがありません。でも、いつか好きな人が出来るかもしれない。

 その相手が人間でも魔族でも、異性でも同性でもどちらにも当てはまらなくても、国が違ったりしたとしても、神様が許さないとしても、私は堂々とそのヒトの手をとりたい』


 でも、できたら。

 そういう苦しみがない世界で生きたい。

 私は基本、痛いのとか怖いのとか大嫌いだし、苦労とかしたくない。楽して生きたい。傷つかずに幸せになりたい。

 だから。


『いつかは平和が終わるとしても、――今この時、恋をした相手が、いつも笑顔で暮らせて、苦しまないで済む世界で生きたいんです』


 それに。

 アルトゥールくんとエレイン、そして先生の方を見て、私は続ける。


『私、結構寂しがり屋なんです。もし友達と会いたい時に会えなかったら、さみしくて死んでしまいます。いつでもどこにも行けるようにしないと』

『……ずいぶんな野望を持っているんだな』


 クス、とシーナサップ公が笑う。


『はい。でも多分、さみしがりは私だけじゃないはずです。

 ヒトは、例え同じ種族であっても、同じヒトはいません。だから常識や言葉が通じても、心は通わなかったり、認識の齟齬が起きたりする。

 何度も何度も傷ついて、それでもさみしいから誰かと心を通わすことを諦められない』

 

 ……そうだよ、アルトゥールくん。

 私は、全然強くない。

 カッコつけて言ったけど、私自身恐怖を乗り越えたことなんてない。魔猪に襲われた時のことを思い出したら今も心臓がバクバク言うし、アルトゥールくんの怪我とか見ると自分も痛くなる痛がりだし、今だってなんか私のせいで国の衝突とか不祥事とか起きたりしないかなとか、資料に穴があっておじゃんになったりしないかなとか思うと、足が勝手に動いて逃げ出しそう。

 

 それでも、ここに立っているのは、――きみたちに会えなくなったら、さみしいからなんだ。


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「……私、そんなこと言ったっけ」


 先生の回想に、思わずつぶやいた。


「おや、覚えていませんか。私は昨日の事のように思い出せますが」

「うーんやだなあ、年配者のガバガバ時間感覚!」


 何十年前のことを「つい最近」とか言うやつ。下手したら「つい最近」が私の産まれる前になるやつだ。


「あの時は必死だったからなあ……アドレナリンがドバドバ出てたし」

「ふふ。でもきっと、あの言葉があの十年を実らせたのでしょう」


 手を後ろに回して、先生が言った。


「あなたは誰に対しても、嘘やいい加減なことを言ったりはしない。その実直さは時にあなたを傷つけるかもしれませんが、裏切ったりはしないでしょう」

「……うん」


 そうなのだ。

 結局、傷つくとわかっていながらも、それでも同じことを繰り返すのは、何かが「正しい」とずっと叫んでいるから。

 傷つくのは嫌なくせに、傷つくべきことにちゃんと傷ついている自分は嫌いじゃない。


「あなたがさみしいと思うこと、傷つくと思うことは、この社会にとって有益なことだと私は確信しています。私たちはきっと、痛みに慣れすぎて、自分が傷ついたことに気づいていない。あなたがそれを指摘することで、社会の傷を癒そうとするヒトが、必ずあなたの後を追うでしょう」


 そう言って、先生は私の目を真っ直ぐ見た。

 

「だからあなたは、そのままでいてください」



 ――その時、私はなんだか、恥ずかしいぐらい泣いてしまった。

 別に悲しくともなんともないのに、なんだかすごくホッとしてしまって、緊張の糸が切れてしまった。

 少し泣き止んだら、先生がハーブティーを用意してくれた。「気持ちがほぐれますよ」そう言ってくれたハーブティーの優しい香りと、湯気がただよう淡い琥珀色に、なんだか無性にホッとしてしまって、また泣き出してしまった。


 自分でも、なんでこんなに泣いているのかわからなかった。

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