第10話 シャカイガワルイ

 無能はまだそこまででもないが、低能ともなると、なまじの能力が身について参ります。

 そしてその能力を、おもちゃの刀でチャンバラごっこよろしく使いたがるのね。


そういうことを犯人に引起こさせた社会が悪いの。


 そりゃあ、そんな要素は、どんな事件にもあるでしょう。

 だが、それを言えば犯人の責任が免罪されるのか?

 被害者の損害が回復されるのか?

 そして低能は、さもテメエが全知全能の神にでもなったかのような立ち位置で、ぬけぬけしゃあしゃあと、できもしねえ寝言を抜かしてまいります。


こんなひどい犯罪の起こらない社会を作っていこうよ。

そのためには・・・。


 そのためにはなんだって?


 そう、イワシノアタマを信心しましょうというわけね。

 さすがわイワシノアタマだけあって、手軽に信じられるときたものよ。


 そんなクソの役にも立たんクソ神かクソ仏か知らんが、そんなものは叩きのめしてしまえという気にもなるぜ。そうなると、さすがに坊主にくけりゃ袈裟までを地で行くようなことになるかもしれんが。


 いずれにせよ、そんな低能どもと話して何か役に立つようなことなど、何もあるわけがありません。

 彼らは要するに、群れて絡みたいだけの雑魚。それで絡んでくれれば、そこで仲間ごっこができるわけね。ナカヨシコヨシで楽しく社会科ごっこか。

 やれやれ。

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