第9話 オオキナシュゴ 1

 低能はテメエの能力に反比例して、主語が大きくなる傾向にあります。

 なぜなら、そこに自分がないからと言えば、いいでしょうか。

 ある意味、人生を投げていると言いましょうか。

 だからこそ、オオキナシュゴを多用するのです。

 そうすることで、テメエをそのオオキナシュゴの中に埋没させて、その中の代表者にでもなったつもりになれるからでしょう。


シャカイガワルイ

セイジガワルイ

ダイキギョウガワルイ

ジミントウセイジガワルイ

ヤトウガワルイ

ガッコウガワルイ

チイキニモンダイガアルンダ

ブラックキギョウハイケナイ


 ほらほら、こんな調子。すごいですね。

 そんな大層なことをホザいてはおりますが、実は、彼らはそのような手合いを少しでも変えていこうとしているのでしょうか。

 まったくしようとしていないと言えば、嘘になります。

 変えたい、変えようと、テメエが思って何かをしているうちは、まだいい。

 それをね、人に押し付けてくるのですよ。低能は。


ショクバカラカエテイコウ

チイキカラカエテイコウ

ガッコウヲカエヨウ


 まあ、いろいろなパターンがあります。

 その手合いの、どうせアダルトビデオにしたって駄作にすらならないオナニーの出来損ないのような、自己満足すら程遠い、まして快感なんかとんでもないような寝言たわごとを、彼・彼女らは、薄汚い面とかへらへら顔で、ホザくのね。


 高校時代、こういうアホどもにまとわりつかれて、正直、いい迷惑だったね。

 今もって、心底から虫酸が走るわ。

 あの当時のアホども、いまだに、くだらん街中ハイキングでもしているのかねぇ。ハタ持って叫んで、ハタハタと、なぁ。

 あ、今の表現、なんか、アナーキー(ロックバンドね)的やな(苦笑)。


 だけどね、そういう連中と接触して免疫ができたことも確かや。

 あんなクズのアホどもでも、少しは役に立っているわけよ。

 ただし、反面教師として、な。


 というわけで、オオキナシュゴについては、折を見て例示して参る。

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