第36話 島津家(鶴丸城)
薩摩藩島津家19代元藩主
「
※島津家20代現藩主
「勝手に来たのは私ですから、お気になさらずそのままで」
「すまないねぇ・・・・
六歳で
父親の
元服すると
そんなある日、光圀がぷっつりと姿を見せなくなり江戸の屋敷に
『
頼房は家臣から噂話を聞かされると、『神隠し』ではないとキッパリ否定して光圀の心配などしていないようだった。
次の年の
水府藩家老
それからの光圀は「俺には、やらなければならない事がある」と、ひたすら学問にはげみ教養を身につけていった。
「何があったのか・・わからないが、本当に『神隠し』にあっていたのかもしれないねぇ・・・・・今宵はあの時と同じ・・・十六夜だ」
「又三郎(光久)さま、父上は後の世に名を残す
「そうかもしれんなぁ・・・・・」
黒豚の話を出せなかった。
城下町を歩きながら、貴次に問う。
「光久様が病に伏せてるのに、わざと会わせたでしょう?」
「お察しのとおり、医者からは長くないと言われております。想い出のある方たちにお会いして楽しい時を刻んでくだされば・・と」
「くろぶた~~~~~・・」
空腹に半泣きで
ガシャーーン
「きゃあーーー」
「あっこな!」
わらわらと人が集まり、ボロボロの人物を囲みどうしたものかとそれぞれに話し合っている。
目の前に倒れた人がいるのに、見てるだけなんて出来ません!
「紅、けが人を
すぐさま、倒れた人物に駆け寄り
来ている服を緩めようと首元に手をかけたとき、倒れた人物が顔を上げて腕をつかんできた。
「・・・おりょう・・・」
一言だけ
「おりょう?」
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