行為
「……ま、あっ……んん!」
マキナは喰われる。
彼はただ理解していないだけであrう。
「……はぁ、はぁ、はぁ」
初めて感じる性欲と情欲。
初めて感じる雌の色気と臭気。
何もかもが初めてあり、すべてが己の認識の外にある現象を前にただ困惑していた。
「……んんっ、いやぁ……」
だからこそ、マキナは何も出来ずにいた。
………
「ねぇ……どう、気持ちいい?」
「……うん、あぁ……これが、快感」
だが、徐々にマキナは理解を深めていく。
「……良かった、良かった……気持ちよくなっている……はぁ、んっ。僕も気持ちいよ?」
………
次第に形勢が変わる。
マキナは既に慣れていた。
「……待って……激しい……」
「全部耐えてくれるっていたじゃん……受け入れてね?」
「……あっ、あっ」
形勢が変わるのにそこまでの多くの時間はいらなかった。
「あぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!」
この日、勇者パーティーの邸宅に一人の女性の嬌声が響くのだった。
………
そして、朝。
グレイスのベッドの惨状。
べとべとになったベッドにその上で眠る全裸の二人を目にしてレミヤとレーテムが発狂するのはまた別の話である。
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