火星帝国軍

第18話

『よくぞやった、褒めて使わす！！これからも貴君らの働きに、期待している。あっ…そうだった。』

「どういたしましたか！」

『いや何、大したことではないのだが、あーレインはいるか？」

「居ますが、呼びましょうか?」

『頼めるか』

(コンコン)

「誰だ」

「レイン少尉…参りました」

「……入れ」

「はっ……失礼します」

「それで、一体なんの用でしょうか？」

「ふむ…それはな」

『わたしが、呼んだのだ』

「こ…これは陛下！」

『別によい、それよりリラックスリラックス……それから呼んだ理由はな………ふむ、ちょうど来たようだな。入れ』

『失礼しますわ〜』

「げっ、リザリンド姫」

『あら、レインじゃない。相変わらず水簿らしいわね～』

「………(ピクピク)」

『こら!リザリンド駄目じゃないか。……すまんなレイン！』

「いえ、お気になさらないでください。」

『そうか…』

『なっ…何よ、別に私は悪くないわよ…ふん』

『はぁ、もうよい下がれ』

『ふ〜んだ』

『重ね重ね!申し訳ない。』

「大丈夫ですので」

『ありがとう。話はこれで、終わりだ』

「おっ、話は終わったか。」

「はい!」

「そうかなら、さっさと戻れ」

「了解」

なんだったんだ?しかしリザリンドの奴……ますます綺麗になったな。まあ決して本人には素直には言えないんだがな……はぁ。

「レイン…本国ヘ一度戻れ!」

「………え」

「別に、お前を解雇する訳では無い！これはあーそうだな別に言ってもいいか。

ザリンド姫のご要望だ!!……これ以上言わなくてもわかるな」

「………コク」

「船は用意してある。急げ!」

「はっ!」

何なんだよ、まったく…リザリンドめ！

「「レイン！」」

「お前達…何故！？」

「野暮なことは聞くな…仲間だろ

「そうだ……この薄情者」

「すまない」

「気にするな…まあお前らしいっちゃ…らしいがな」

「だな」

「それと…」

「ん？」

「レイン」

「！？凛か」

「えぇ…勿論私もついて行くわよ。」

「な！」

「何と言われようが、無駄よ!!それと(私はただあなたについて行きたいだけなんだから…)」

「ん、なんか言ったか」　

「何でもないわよ!この〜鈍感」

「？？」

(凛ガンバレ)

(ん)

「さっさと出発するぞ。」

「待ちなさいよ!」

「「はぁ、先が思いやられる」」

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ファントムです。いや〜レイン君モテモテですね。まあ肝心なレインは…まあ2人の気持ちには気づいていないですけどね

いつ気づくのか?　　

続きが気になる

以上ファントムでした。