第15話「赦されぬこと」

奥へ奥へ、歩きだしたが、中々音の正体を見つけることができないのだった。……

コツコツコツ………ギィィバタンッ…。

「これだけ探しても、物音の正体は結局分からなかったか?…」

「だな?もうさぁ帰ってよくないか、だって何も無いじゃないか!」

「落ち着け!…んっ?…何だあれ?…おいあれ見てみろ!!アレだよあれ」

「アレね?一体何を言って……あ」

「………何だと…せっかく帰れると思ったのになぁ。」

ふと視線の端に、何かあるのを見つけ、近づくとそこにあったのは、隠し階段があったのだ。

「いやいや、隠し扉の次は、隠し階段階段かいっ…どうゆう趣味してるのやら?」

「「…さぁ分からんて…」」

「そうゆう所は、息ぴったりだよな!」

「まっ…まぁな!!」

「へへへっ……!」

「褒めてないんだがな、まったく、さっそく降りてみますかねぇ?」

「そうだな…おっと!…先に降りてるぞ」

「待てよ!…まったく」

そうして隠し階段を、降りた我々がみたものは。

「おい、先に行くなよ…はぁ…んっ……どうした…。」

「……あれ…なんだろう…」

「どれ…あ…あれか。」

なんだろうかと、思いながら確認をしに近づいてみることにしたのだ…

「んっ……なんだこれは!…水槽?いや違うなまさか!…コレはカプセルか…!」

「なっ…!」

「………やはりか…」

「この辺に、これ以外何かあるのか探してみよう」

「んっ…!」

「わかったよ。」

探していると、仲間に呼ばれ行ってみると

「どうした、何かあったのか……」

「あ…あれ見てみろ!」

「なっ…!」

そこにあったのは、腐敗していて分からないが、どうやら子供の死体のようだったが、その周りを見渡してみると、同じような死体が沢山あったのだった。


「これは……」

「あぁ…」

「………」

「一旦戻ろう。」

「……。」

「………。」

一旦、基地に戻ることにした我々は、戻るとすぐに上官に、一部始終を報告をしたのだった。………

「…………そうか…そんなことが、あったのか……ふむ、分かった……報告はもういい部屋に戻って、休め…解散!!」


「「「………はっ!」」」

部屋に戻ろうと、歩いていると、後ろから呼ぶ声が聞こえたので、振り返ってみると、そこに居たのは、凛だったのだ。

「…………なんだ、凛か……なんかようか?」

「ようがなければ、呼んじゃいけないわけ!」

「いや、別に…そんなことは、ないが。」

「あら、それなら、いいじゃない。」

そう言う、彼女に、自分は…

「あぁ、そうだな!…」

そう言ったのだった。……………………。


「何か、あったの?……」

「…なにが?…」

「だって、レイン貴方…少し元気がないように見えたから……。」

「あぁ……」

そう…言うと、彼女になにが、あったのか…話した。

「そう…そんなことが、あったのね。……」

「………。」

そう言うと、彼女は、自分の髪を優しく、撫でてくれたのだった。



______________________________________________読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m

今回も、ちょいグロが…ありますので、お気おつけ下さい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る