第12話「何なんだぁ」
その日、基地では…モニターに我々の故郷での、陛下の演説を皆静かに、見ていた。
「我が、親愛なる国民達よ、我らはいや、地球にいる、仲間たちは順調に、地球軍を滅ぼしている。だが我らは地球軍が、いる限り戦う覚悟がある、国民達よ共に地球にいる仲間を応援しようではないか。」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ~
「ありがとう、それでは、我が軍の国家斉唱!」
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………♫♫」
「皆素晴らしかった!」
そうして、陛下の演説は終わった。
「良し、陛下の演説も、終り、皆解散」
「なんだかなぁ…………」
「ハハハッ」
「………………………。」
「何…やってるのかしら?」
「りっ…凛」
「……………ほんじゃばぁ あとはお二人さんで。」
「………」
そうして二人は、いそいそと、去っていった。……………………………。
「何だぁ……あいつらは」
「まったくね。」
「で、なんか用か?」
「いえ、用は無いのだけれど、あなたの姿を見かけたから話しかけたの、だめだったかしら…」
「いや、だめじゃない!」
「そう……」
そう彼女は照れ隠しで、そっぽを向いてしまった。
「(なんだよ……かわいいじゃないか)」
「どうしたの?」
「何でもない。」
そう言い、一緒に、戻って行った。
「(何だ!…まったく…初々しいね)」
そう……見守る一人がいた。
「でっ…レインくん…凛とは関係どうなったよ……」
「コクコクコク」
「……教えない!」
「「ファ!…」」
「なんだよ……」
「「別に………」」
「あら、レインじゃない! おはよう」
「あぁ…おはよう」
「一緒に、食事どうかしら?」
「あぁ、もちろんだ」
そう言い一緒に、去った。
「「ケッ」」
「いやいや、お前らなぁ…はぁ」
「!……何でもないです。……」
「…………!」
「そうか…ならなぜ、仲間の恋路を邪魔する。」
「「別に、邪魔なんてしてませんが。」」
「いや、ならあの態度は、何だ!」
「「………すみません………。」」
「まったく」
そう言い上官は、去っていき、すれ違いに、レインが、此方に戻ってきた。
「お前ら、はぁ…何やってんの?」
「「いやいや、何でもないよ、うん! 何でもないから、気にしないでくれ。」」
「そうか…気になりはするけど、まぁいいか……」
「「……………………………………ほ
っ!」」
「ほんとに何なんだ」
「いや、そんなことよりも…ずいぶん仲がいいじゃんか。」
「……進展したか」
「………ギクッ、何故分かった………はぁそのとおりだよ、進展しましたよ 何か……」
「「やけくそになるなよ~」」
「いや、原因はお前らだからな。分かってるか」
「「ハッハッハッハ、気にしない!」」
俺は心のなかで、こう思った……何なんだぁと……
「どした、そんな顔して、なんか悩みごとか、ふーん?」
「……………へックション…ウゥッ…」
「!!…びっくりした、脅かすなよ。」
「……………すまん、気をつけるわ……ぶぇっくしょい……あっ…す…すまん。」
「ったく…気をつけてくれよ!とっ、話はずれるが…レインいつまで、さっきから黙っているな?…大丈夫か…。」
「えっ…あぁ、大丈夫だ!…」
「そうか…大丈夫なら、良いんだけれど。」
「心配してくれたのか、はっ…ありがとうな…」
「フッ!」
「……………、」
そう言い各自、自身の用事を済ませに、別れた。…………。
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