詩と言うにはあまりに安っぽい、言葉の冒涜

Mr.自己憐憫

うつのうた。

これはメモ帳です。「これ好き」とか言ってくれる誰かが居てほしいという僕の傲慢さが一般公開させているだけの、メモ帳です。読んでくれるの?心の底からありがとう。あなたは良い人だ。あわよくば気に入ったやつとか気に食わないやつとかバカとかボケとかなんでも良いからコメントください。




罪の犯しかたを選べ。善など作れない。


生きる世の全てが腐っていて自分すら腐っていても、残念ながらどこにも逃げられない。


絶望の淵に見る優しい夢ほど甘美な恍惚は無い。酒に溺れた酩酊の空、涙に煌めく霞んだ星は宝石よりも美しい。


豊かさは便利さではなく、満足度は幸福さではない。


期待すると世界は悲しく見えると言うが、期待をやめると更に悲しく見えることを僕らもう知ってしまった。


人は諦めることと認めることが何より下手だ。どちらも人類には早すぎる。


褒められても嬉しくないのは、あなたが褒めてくれる人だから。


溢れた涙で頭を冷やしたら、立って歩け。それが人だ。残念ながらお前は人だ。歩け。


煙草で縮む寿命、煙草で繋ぎ止められる命。

煙草は健康な人の命を奪って鬱病患者の気力に分け与えてるんじゃないかって思うんだ。

じゃなきゃ世間で悪者扱いされてる煙草が、こんなに甘美でうまいわけがない。


誰かに必要とされたいけど、誰かに必要とされるのは嫌だな。誰かの役に立ちたいし喜ばれたいけど、感謝とかされると死にたくなるから嫌だな。


長く空虚な人生より、短く楽しく恥の多い人生であれ。


武装して威張ってる海の向こうの兵士も独裁者も、タンスの角には勝てない。


神様を信じても、きっと神様はこんな僕を信じてくれない。


既製品のダイヤのリングよりも、愛を込めた手作りの木のリングを。いや、要らないやそんなの。



溜まってしまった嫌悪感が胃酸と混ざって込み上げて、暗いトイレでうなだれたまま立ち止まっても、不思議なことに時間は過ぎて陽は登りみんな明るい1日を過ごして、また次の夜が来る。本当に不思議なことに、時間は過ぎている。僕はまだここにいるのに。



人混みの中では自分の存在なんか気を抜いた隙にかき消されてしまいそうで、そんな時は必死にちっぽけな自分を探すのに、消えてしまいたい夜に限って自分の存在が強く強く現実の重さを教えるようにのしかかるんだ。

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詩と言うにはあまりに安っぽい、言葉の冒涜 Mr.自己憐憫 @kojimatonge

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