こんばんは。
新作に気付かず、読み始めるのが遅れました!
最初はゲームだと、どこかドライな感じだった主人公が、感情を深め、愛情を知り、とうとう親に。
この胸が苦しくなるような変化の先がどうなっていくのか、とても楽しみです。
作者からの返信
こんばんは、いつもお世話になっております。
私もこれまで作者フォローを使わなかったためか、皆様のコンテスト参加作に気づくのが遅れることが多いんですよね。本当に、皆様名作揃いで、素晴らしく盛り上がっておりますね。
本作はエルス以上に、主人公の見せ方に悩みぬいた作品でした。
現実では人間扱いすらされていない彼が人間への愛へ目覚めるという描写は、どうしても伝えたかった部分でしたので、そう仰っていただけてとても感激でございます。
初めて挑戦するループものということで、この先至らない部分も出てしまうかと思いますが、これからもお楽しみいただけるよう、頑張ってまいりますね。
コメント、ご評価いただき大変励みになりました。いつも応援してくださり、ありがとうございます。
兎山くんはこの世界で初めて生々しい人の死と向き合っていますが、その反対に、家族や生命の誕生も知るんですね。
これから希望が待っていそうだと思った瞬間、「確かこのゲーム(世界)は時間の制限がきたら自動的に戻されるとか書いてあったような・・・」と、パソコン画面の右端に未読の次の話のタイトルが見えてしまった・・・!
ああ、やはり!? もう、このタイミング、流石です。
もし回答に差支えなければお願いします。プロットは全部きっちりと完成させてから書かれていますか?
作者からの返信
彼が「現実」を認識することになった切っ掛けとなった、重要な場面ですね。このゼニスの存在がなければ、後の物語は続かなかったともいえますね。
この世界には色々な意味でタイムリミットがありますが、得た経験は決して無駄にはなりません。物語の後半にて、あるいは続編となる『ミストリアンクエスト』にて、兎山 四郎の行動は必ず報われてゆくことでしょう。
そうですね、私は基本的にプロットを完成させてから物語を書き始めるのですが、大抵は途中で逸れていってしまいます。登場人物たちが勝手に物語を紡いでくれる感じですね。むしろ私は何も考えず、登場人物のアイデンティティに任せた場面すらありますね。その場合は例外なく、「そっち」の方が面白いものが出来上がるんですよね。
しかしながら、着地点だけはしっかりと定めておりますので、こうした方法でも設定や物語が破綻することはないですね。作者としても、登場人物らと一緒に作品を創っているような気分が味わえるので楽しいです。