また一つ強くなる!

「この子こんな所で何をしてるんだ?」




うるさいな誰だ?




「うわ!血が出てるじゃないか!しかもこのバカでかウルフは?」




静かにしてくれ。




「取りあえず治療せねば」






...........


.....


..




目を開く。


星が広がっている。確か俺はブラックエルフと戦って。




「うっ!」




腕が痛い。


あれ?包帯が巻かれている....。そう言えば気を失っているときに声が聞こえた気が。




(倒れて少し経ったあと人が来たんです)




そうか、その人が俺を助けてくれたのか。




(はい、魔法使いのようでした)




魔法使い?なら、包帯で巻くよりヒールとかの治療の方が楽なのに...。




(ヒールは深い傷は癒せません、深い傷などを治す魔法は白魔術師にしか使えません)




そうなのか...いつか助けてくれた人にお礼が言いたいな。


とにかく、これで死ぬ事は無い。




ウルフの体が残っている。


これを吸収したら、村に帰ろうもう暗いし流石に親もしんぱ....。




俺は前の事を思い出す。


心配するか?




ウルフの体を少し削り盾の上に持っていく。




「吸収!」




盾にブラックウルフが吸い込まれていく。




(種族スキル、サンダーボルト、モンスタースキル、怒りの牙)




サンダーボルト...あの黒い稲妻か。


種族スキル長一族しかもっていないスキル。とても強力なスキルだった。




とりあえず、家に帰ろう。


俺は立って歩き出す。




「傷が痛むな」








なんとか家の前まで着いた。


ユナが魔物に会わないように道案内をしてくれたおかげで魔物と戦わずに済んだ。




ドアを開ける。




「ただいま」




バタン!っと倒れ込む。




「どうしたんだミタマ傷だらけじゃないか!」


「ミタマ様!」


「ミタマ!」




みんなが心配してくれている。




「今回は心配してくれるんだ」


「お前子供がボロボロで夜中に帰ってきて心配しない親がいるか!」




確かにな。


ハルベルトが俺をベットまで連れて行く。




「何があったんだ?」




俺は今まであった事を話す。




「お前ブラックウルフの長倒したのか?そのブラックウルフはこの東の国では名の知れた魔物で角から出る雷は大賢者級の攻撃を繰り出すと言われている」




そんなにすごい魔物だったのか。


でも実際に俺の魔力量、武器の強さ、俺のステータスの低さに油断をして最初から本気を出さずに手加減していたから勝てただけで本当なら俺に圧勝していただろう。


あと俺に吸収のスキルがなかったら油断されていても負けて殺されていただろう。




「すごいですミタマ様」




たまたま勝てたんだ俺が強い訳じゃない。


俺はもっと強くならなければならない。


いつまたあのような強い魔物に会っても負けない力を!




「エノメ俺の傷が治ったら、特訓とレベル上げだ!」


「はい、ミタマ様に着いて行くと誓いました、私もミタマ様に遅れを取らずにに強くなります」

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転生そして神になる @mitama2222

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