第198話 レイ死す!?

「パイセンは『ウチはだ。ナニアがピンチの時はウチが助けてヤル』って!!だから今回もパイセンだって!!」


「「「・・・なんだソレ?ナニア以外にそんな変な職業がいるのか(いるんですか)?」」」


「・・・・・・(まさかな・・・)」


シュゥゥゥゥン・・・プシュュュュゥ


「あっ!角なくなったwww肌の色もガングロに戻ったぜぃ♪これでいつも通りだね♪」


「「「「おっ本当だ!」」」」


「ウケるwww皆ハモってるwwwまぁこれでスネ毛も無事でヤベー奴らもいなくなったならオールオッケー的な?」


「まぁナニアの頑張りのお陰でな。でもな、ナニア本当に無茶しないでくれ!!俺にとってナニアは本当に大事な人なんだ!ナニアがいなくなってしまったら何もオールオッケーじゃないっ!!俺は耐えられないっ!!」


「レイっち!!そんなに、あーしのことラヴなの?」


「当たり前だろ!俺はナニアを愛してるっ!だから、無理するな!無茶するな!わかったか?」


「レイっちぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」


ヴォン!!(鬼化オーガするナニア)

ダキッ!ガシッ!ギュー!メシメシ!ミシミシ・・・ポキッ♪


「ナ・ナ・ナニ・ナニアさん!角がはえて!痛いっ痛いっいた・・・」


ガクッ


「レイっちぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!死ぢゃいやだぁぁぁ!!!」

ボキボキボキ!!!

「うっグフッ・・・」


「きゃぁぁぁ!ナニアちゃんやめてあげてぇぇぇぇ!!!!!」

ムキムキのルノアが止めに入るがナニアの力が強くて離れない!どころかナニアの腕だと思って引っ張っているのはレイの身体。

レイをナニアと逆方向に引っ張るから、更にレイの締め付けがキツくなる!


「ルノアっちどうしよぉぉぉレイっちがぁぁぁぁ!!!」

ナニアもテンパって手を離せばいいのに力をドンドン入れてしまう!!


「ブフッガホッ・・・ブクブクブク・・・」

一瞬のことで気を纏う前にヤラれてしまい泡を吹くレイ


「阿鼻叫喚とはまさにこのことね・・・」

達観するマリサ


「ちっ!しゃ~ねぇなぁ!なんてオモシれぇんだお前らはwwwオラ!ナニアもルノアも落ち着け!アクアボール!!」


ビシャン


びしょ濡れになったナニアとルノアが正気に戻る。


「オイ!それ以上ヤルと死んじまうぞ~お前の旦那!ルノアも一緒になって締め上げるな!それはナニアの腕じゃなくてレイだwww」


「「きゃぁぁぁ!!」」


チーン。


「おいおい。こりゃマジでヤバいな!泡吹いてんぞ?変態ジジイでもここまでイったことねぇぞwwwマリサいくぞ!」


「・・・いいえ♪先日、見事に(私に片玉潰されて)泡を吹きましてよwwwはいっ!いきます!」


「「癒雨ヒールレイン」」


「っは!生きてる?生きてるぅぅぅぅぅ!!マジで死ぬかと思った!三途の川渡りかけた!ナニアこの野郎!!」


「レイっちごめんよぉぉぉぉぉ!!!!」

抱き着こうと飛びかかるナニア


「うおぉぉぉぉ!危ない!ナニア落ち着け!とりあえず鬼になるな!普段のナニアでいてくれ!俺が死んじまう!!」


シュゥゥゥゥン・・・プシュュュュゥ


「・・・ゴベンバザイ・・・レイっち」

「大丈夫だよ!なっ!でもこれから抱き着くときは鬼にはならないでくれると嬉しいな?」


「ヴぁい。気を付けます・・・」


こうして、ここからナニアは数日間、鬼化オーガの制御に苦しむのであった。

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