第55話 五芒星騎士団
「レイ君、ピピン君。改めまして私が五芒星騎士団の騎士団長エヴァンだ。半年間よろしくな!」
黄金の鎧を纏うエヴァン騎士団長が自身を皮切りにそれぞれの五芒星騎士たちの紹介を始めた。
「この緑の鎧に身を包んだエルフの優男が五芒星騎士団の
「よろしく。レイとピピン。魔力操作を覚えれば2人はもっと伸びるよ。」
「次にこの茶色の鎧を纏った巌の様な長身筋肉ムキムキのドワーフが五芒星騎士団の
「ガハハハッ!よろしくな小僧ども!姫様守ってくれてありがとうな!!」
「3人目が、赤の鎧を纏いしこの
「へイ!俺がラゴラゴだっ!世にも珍しいドラゴニュートと人間のハーフだぜっ!熱いビートでお前らも国を守ろうぜっ!よろしくな!!」
「4人目が青の鎧を纏う海人族の男が、五芒星騎士団の
「僕らの様に君たちも強くなれるといいね~一緒に訓練しようね~」
「そして最後に漆黒の鎧を纏ったこの男が、五芒星騎士団の副団長で新月を率いる『オルファス』だ。」
「………オルファスだ。」
「この5人が五芒星騎士団の中で唯一、
「「五芒星騎士団って1つの騎士団って訳ではなかったんですね?でもあれ?エヴァンさんは騎士団長なんですよね?何も騎士団をもってないのですか?」」
「そうだな。この説明だとややこしいよな。五芒星騎士団は『テンペスト』『ゴーレム』『フレイムス』『リヴァイアサン』『新月』の5つの騎士団が集まって出来たものだ。各騎士団の団長を
凄いことだなと『ゴクリッ』と思わず唾を飲んだ俺とピピンであった。
「それとな、わかりやすく俺たちの強さを教えるとな。五芒星騎士と俺を含めたこの6人は皆、白金級だ。ロイヤルナイツは皆、金級だ。各騎士団の面々はピンキリだが、ベテランの騎士たちは概ね銀級以上だ。だから王様が言ったお前たちの合格基準の銀級ってのは甘々なラインだ。俺は最低でも金級相当の実力まで仕上げようと思っている。それこそ、お前ら2人が瞬殺された『老猿のセネガー』くらいなら2人で勝てる位には強くなってもらわないと困るな。」
エヴァン騎士団長からの驚愕の発言に思わず息を飲むが、半年でそこまで駆け上がれる可能性があることを感じ俺たちはワクワクが止まらなくなったのであった。
そして地獄の修行が始まった!?
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