第5話 親友ピピン
そんな特訓の日々を過ごしいつの間にか6歳を過ぎた頃、スラムと平民街の境目で声をかけられた。
???「ねえ君!そこの珍しい黒い髪をした君!!いつも何をしているの?僕とお話ししない?」
!!!まだ完全に気配を消してないとはいえ練習の一環でなるべく気配消して歩いてるのに気づかれた!
「おっおう!気が付かなったよ!こんにちは!君はだあれ?」
「はじめまして!僕はピピンだよ!ピピン=フッツーノ!ヨロシクね!君はなんてお名前?」
「ピピンくんはじめまして!僕はレイだよ!でもスラムの子供なんかと話してると、ピピン君イジメられちゃうよ?だから僕行くね」(あ~やべ~早く逃げなきゃ問い詰められたら嘘つききれないし、バレたらなにされるかわかんねぇ~!つーか師匠にボコられる!!)
「あっ!まってよ!僕はスラムの人だからって差別しないよ!さすがに貴族の人は怖いけどね。えへへ。それに僕の父さんも母さんもそんなことはしないよ。えへ」
優しい子なのかな、そんなピピンの第一印象だった。
それから、特訓の合間とかにちょくちょくピピンと遊ぶようになった。
年も同じで気もあった。この世界にきてからの初めての友人だ!
7歳になった頃には師匠にも会わせて、師匠から一緒に剣術をならったりした。
多分ピピンはチャンバラ程度のつもりだったんだろうけど、俺には修行だった。
師匠からするとちょうどいい俺の修行相手だったんじゃないかな初めは。
それでも、途中からピピンやピピンの両親と関わるようになって師匠も俺に接するようにピピンにも愛情もって接してくれた。
モンスターが
そうして俺たちが8歳になった頃には街のイジメっ子どころか、スラムにある秘密の抜け道を通って街の外に出て、初級モンスターくらいならピピンと2人で倒せるようになった。
頑張ったんだよ俺もピピンも!(切実)
そりゃ~毎日ボコボコにされてたら嫌でも強くなるよ(汗)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます