第三集
一人きり思い出あった校則が 名前もらえず笑顔がこぼれる
うれしくて妹を想うさみしくて ノートに広がる深紅に染まった
追いだされ息をすいこむ中庭を 積もるストレス隣に並ぶ
片隅に揺れた瞬間よかったと ぽつんとおいてメール交換
どうしても姿重ねて震えてる 七月の空を君との思い出
友人に笑う君と大丈夫 君がいるから言ってる割に
幼き日私の背丈ぴんと張る 言ってうれしい昨夜の喧嘩を
待っていたあなたを奪おういないのに 言葉の意味を勉強しろと
練習で自分自身期待して 寄り添い眠る心が重い
プログラム人になりたい思い出を あなたが言った微笑がこぼれる
(ほぼ毎日更新)
樫木百合妄想短歌 樫木佐帆 ks @ayam
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