第14話 : 朝執筆のススメ

 学生時代に「勉強は朝した方が良い」と言われた経験はありませんか。

 朝の方が頭が冴えているから効率が良いとも。


 自分自身はその頃はそんなことをしたことがなく、夜にもっぱらラジオ(懐かしの「欽ドン」とかです。あれは元々ラジオのコーナー番組だって知ってました)を聞きながら受験勉強などをしておりました。

 人によっては帰宅後に一時寝て、「オールナイトニッポン」や「パックインミュージック」を聞きながら勉強に励んでいた方もいたのではないでしょうか


 ですが、この歳になって睡眠時間が減り、早起き(だいたい五時頃には起きます)が当たり前になってみると、昔言われたことが身に浸みて分かります。


 創作をするなら朝に限る。


 私が数年掛けて辿り着いた結論です。

 頭の冴えが本当に違う → 文章が浮かんでくる速度が違う のです。


 基本的に朝の一時間は創作の時間です。

 仕事を終え、夜になったらここで書き切れなかったことの執筆や推敲を行います。


 中高年の方だと執筆に使える時間はそれぞれ違うでしょうが、私は朝を強く推したいです。


 朝の執筆を薦める理由はもう一つあって、小説は一晩寝かせてから読み直しすると修正点が結構見つかるものです(要は日を改めて行う推敲と見直しです)。

 私の経験則ですが、夜書いたものと朝書いたものを見比べると、後から推敲した時の修正点は明らかに朝書いたものの方が少ないのです。


 誤字脱字、接続詞の使い方、更には感情表現の語句など、なんでこんな風にしちゃったのかなぁ……と疑問符が湧くものは大概夜書いたものです。


 ですので、時間が許せばと言う前提は付きますが、できるだけ朝書く事をお薦めします。


 読者の皆さんは何時に起きていますか。

 頑張って三十分早く起きてみませんか。


 因みに筆者は朝の一時間程度を執筆に当てています。

 掛け布団から抜け出すのに勇気が要りますが、目が覚めているなら温まっているよりもこうして何かを書いている方が有意義だと思い、寒い中を這い出してきます。


 オマケですが、頭を使った後、一杯のお茶はとても体に浸みて美味しく感じます。

 年寄り臭い(?) 無理に若者のふりをして夜更かしも朝寝坊もする必要はありません。


 だって中高年なのですから。

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