第42話

(謝りたい方達Ⅵ)



そんな方に酷い言葉を吐いていた…


しばしば朝起きれずに


配達をせず学校へ行った


所長さんは家までチラシを入れた新聞を届けてくれていた


それでも私は


「もう時間無いから配れない!アンタが配っておいて!」


そう言った…

酷い言葉だ…卑劣そのものだ…いや


ただの○カだ ア○だ


救われない愚か者…


普通なら…クビ…辞めさせられて当然だ…


それでも所長さんは


私を辞めさせなかった…


それが所長さんの大きな器であり


大きな人 大人の心の表れだと知るには


もう少し時間が必要だった…


そうして月日は流れ


私はまた学年が上がった…

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