期待外れのユニークスキルでいずれ最強～このクソみたいな世界はボクが必ずぶっ壊す～

プロローグ３

映像は壮大な演出とタイトルロゴから始まった。

画面には派手なフォントで『ダンジョン・ダイアリー』 と大きく表示され、ナレーターの力強い声が番組を紹介する。

「ダンジョン・ダイアリーへようこそ。今日は特別なお楽しみがあります。ドリーム・チェイサーズのリーダー、今話題の冒険者、霧島隼人さんの独占インタビューと、彼の最新のダンジョン探検の生中継をお届けします。

霧島隼人さんは、驚異的な冒険をして凶悪なモンスターに立ち向かい、ダンジョンの謎を解明してきた伝説の存在です。

そして、彼の活動は、国民に夢への挑戦と困難を乗り越える勇気を示すものです。さあ、彼にお話を伺いましょう！」

画面の中では、霧島隼人がダンジョンの入口を前に自信に満ちた姿で微笑んでいる。彼はメーカーの名前が書かれた特性の黒いタクティカルアーマーに身を包み、金髪でアイドルのような風貌をしていた。

「こんにちは、霧島隼人さん。今日は生中継で出演いただきありがとうございます。日々の冒険でお疲れではないですか？」

インタビュアーが尋ねる。

「元気ですよ、気遣いありがとうございます。僕はいつでも新たな挑戦に向けて最高の状態を維持しています」

霧島隼人が答える。彼はカメラに向かって微笑んだ。

「それは良かったです。では、教えてください。あなたは何故冒険家になりたいと思ったのですか？」

「僕はダンジョンがこの世界に出現した瞬間に、その魅力に引かれました。謎に満ちたその場所を探求し、そこで待ち受ける驚異を体験したいと思ったんです。それに、人々を危険から守りたかったんです。冒険者になることが、自分の運命だと感じたんです」

「それは立派な決断ですね。そして、あなたはどのようにして、チーム：ドリーム・チェイサーズを結成したのですか？」

「僕は冒険者養成学校で彼らと出会いました。僕たちは冒険に対する同じ情熱とビジョンを持っていました。そして、僕たちは友達になり、共に活動することを決めました。僕たちは強固な絆と深い信頼関係を築いています」

「素晴らしい仲間達ですね。あなたのチームメイトを紹介してください」

「突撃前衛の黒田梨奈さん、迎撃後衛の白雪結月さん、支援後衛の鈴木美香さんです。彼らは、優れた冒険者であり、信頼できる仲間です」

画面には霧島隼人のチームメイトの画像が映し出され、それぞれが自分の武器や装備とともにポーズをとっている。

「とても頼りがいのありそうな素敵な方々ですね。あなたはチームの中でどのような役割を果たしていますか？」

「僕はリーダーで、突撃前衛です。僕は大口径のショットガンと、スピアを使っています。それに、隠れたモンスターの存在や弱点を看破して仲間に伝える役割もしています」

「それはすごいですね。そして、あなたの冒険者としての目標は何ですか？」

「僕の目標はダンジョンの最深部に到達し、その秘密を解き明かすことです。僕はそこに何か大切なものが待っていると信じています。それが、世界を変える力になるかもしれません」

画面には霧島隼人がダンジョンでさまざまなモンスターと戦っている映像が映し出される。彼は銃を撃ち、バリスティックシールドで防御しながら戦っている。

「本当にすごいです。霧島隼人さん、あなたは若くしてこれだけのことを成し遂げました。その秘訣は何ですか？」

「僕は使命感と正義感を胸に、日々の冒険に挑んでいます。モンスターを倒して世界をより良くするために奮闘しているんです。それに、何よりも楽しんでいます。自分を試し、限界を超えることが、冒険者の醍醐味なんです」

画面には霧島隼人が巨大なモンスターを倒した後に満足げに笑っている姿が映し出される。

「あなたの言葉は多くの人々、特に子供たちに勇気を与えることでしょう。彼らに何か伝えたいメッセージはありますか？」

「はい、あります。これを見ている子供たちに伝えたいのは、夢を諦めず、挑戦し続けることの重要性です。自分にできることやできないことを決めるのは他の誰でもありません。心の中の情熱に従い、夢を追い続けてください。あなたたちは偉大なことを成し遂げる可能性を秘めています。僕のように」

画面には霧島隼人が親指を立ててカメラにウィンクする姿が映し出される。

「霧島隼人さん、お話いただき、ありがとうございます。さあ、今からあなたの最新の冒険を生中継でお見せします。準備はできていますか？」

「いつでも準備万端です」

「それでは、冒険の舞台へと進みましょう！」

画面は霧島隼人がチームメイトと共にダンジョンへ向かうシーンを映し出す。