02-02 添御縣坐神社 - タケチハヤの命

#添御縣坐神社


ご祭神はタケハヤスサノヲの命、タケチハヤの命、クシイナダヒメの命。

だが奈良市観光協会のHPには、ナガスネヒコを祀るとある。奈良県神道青年会のHPにも、3座のうちタケチハヤの命は実はナガスネヒコで、明治時代に入ってから現在の名前に変えたと。


#武乳速之命


境内の掲示物によれば、”添のあがたぬし”という氏族の先祖。先代旧事本紀には、”添のあがたぬし”の祖は武乳遺命とある。

訳注も”添のあがたぬし”に関連して、まさにここ添御縣坐神社を紹介する。が、タケチハヤの命とタケチノコリの命の異同には言及しない。


先代旧事本紀によると、タケチノコリの命はツハヤムスビの尊のひ孫で、コゴトムスビの命の子で、アメノコヤネの命の弟。アメノコヤネの命はご存知、同じ奈良市に鎮座する春日大社・第三殿のご祭神だ。またツハヤムスビの神は、天神社(奈良県大和高田市)で祀られている。


#長髄彦


日本書紀は、性格に問題があって主君のニギハヤヒの命に殺されたと記す。反面、彼が民衆を苦しめたなど、悪いことをしたという記述が無いのも事実。

のみならず石切劔箭神社(大阪府東大阪市)のHPは、ナガスネヒコもまた徳高き理想的な指導者であるかのように描く。そして、ニギハヤヒの命の子ウマシマデの命が彼の説得に成功し、神武天皇の即位は最終的には平和裏になされたとする。

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