なぜ、犯行に至ったのか。後編。
私:「Y@MIKAさんから連絡が来た。それも就職してから。」
M氏:「酷いですよね。勝手に事務所から発表して、連絡するなんて...」
利用しようとしていたのだろう。事務所が知っていたかはわからないが、彼女はM氏を利用していたのだろう。
私:「それで...連絡を?」
M氏:「正直。迷いましたよ。それで連絡を先延ばしにしていたら、あれですよ。」
私:「既婚者との浮気報道ですよね。」
M氏:「正直。仕事も忙しくて、あれでプツンきましたよ。彼女に連絡しても『事務所が言っている通り』だなんて...」
それが、真相なのか。彼女の裏切りでキレて、あんな脅迫文を...。
確かに、報道にある彼女の個人情報や家族に関する驚愕の情報も納得がいく、それに彼女にゴーストライターがいるなんてこと、公にされれば、今までの彼女のヒットメーカーとしての知名度もなくなる。
M氏:「俺もかなり頭にきて、いろいろ書きましたけど、まさか大事なことは隠して警察に伝えるなんて、芸能界も闇が深いですね...」
私:「確かに、警察の公表で、ゴーストライターがいることが分かりましたよね。」
芸能事務所はY@MIKA事件の最中、ファーストアルバムの楽曲のモバ歌なども含めて売り上げが伸びたという。いわゆる、炎上商法だろう。
私:「ありがとうございました。お忙しいところ、お時間頂いて。」
捕まってからのことは、守秘義務として書かないこととする。最後に、私は気になる質問をした。
私:「Y@MIKAさんについて、知ってますか?」
M氏:「知りませんよ。携帯番号も替えてますし、一生かかってこないことを願います(笑)。」
以上がY@MIKA事件の全容だ。いかがだっただろうか。
※この話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
ある歌手のスキャンダル 『むらさき』 @0369774
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