1:2023年11月10日

 筋肉をつけるためにあえて摂取カロリーを増やすことにした。


 あえてっていうのが重要なポイントだ。

 カロリーを増やすことをデブることへの言い訳みたいに捉えられたら困るからだ。


 そんなわけで毎日毎日ドカ食いすることなく、ジャンクに偏ることなく、決まった時間にちゃんとしたものをたくさん食べることにしたわけだ。


 聞くだけなら簡単に聞こえるし言うだけなら簡単に言える。

 でもこれがかなり大変だった。というより面倒だった。


 まず食事を用意するのが大変だった。


 外食に頼ればいいと言うのもあるが、量を増やすとなるとそれだけで金が多くかかる。ここからさらに外食で出費が嵩むことは避けたい。


 ので仕方がなくそれっぽいものを準備する。


 そして二つ目に大変だったのは食べることだ。


 まず食べることそれ自体が面倒だった。


 実際に自分はいつも2食で十分だと思っていた。食事に時間を使うくらいなら他のことに没頭していた方が楽しく感じたからだ。


 次に食事の時間を設けることが大変だった。


 食事時間の間隔を大きく空けないでおく必要があったので、規則正しく食事時間を設けなければいけなかった。


 でも忙しく毎日決まったスケジュールで過ごせるはずもない。


 そのような中でなんとか時間を工面するのが大変でもあった。


 まさか食事量を増やすってことがこれほど面倒だとは思っても見なかった。


 まぁでも考えてみたらそうだな。


 普段やらないことを意識してやるならそれはどんなことでも面倒なんだろう。


 その面倒なことをやり続けて習慣にするからこそ価値のあるものになるわけだ。


 ビルダーってのがやっていることは地味で、毎日単調なことの繰り返しだと聞いたことがある。


 ビルダーでなくたってなんだって、大事なことはなんでもないつまらない日々を繰り返し続ける忍耐力のようなものが重要なのかもしれない。


 まぁ本当は毎日をワクワクウキウキドキドキに過ごせたら最高なんだろうが。

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日記 こたろう @mirai5000

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