EP02「ミズホモール RFツリーウッドマン」
※side:ミナセ
RF~ツリーウッドマンから収穫せよ~
難易度 :☆6
クリア条件:水・土属性攻撃のみでダメージをあたえて倒す事
撤退条件:水・土属性攻撃以外でダメージ(アイテムを含む)
一属性のみの攻撃で倒す事(累計ダメージで計算)
一度施設外にでて、駅前のファミレスでみんなでランチを食べてから挑む。この際にユイノからバレットソードを借り受ける。先ほどのサンダーバードでの戦いでアイテム持ち替えでそこそこのタイムロスが出ていたところが気になっていたのだろう。"僕なら片手で両方を持つ、距離が取れたら右でパチンコを曳けばいい"とか言っていたので、そこら辺にプレイヤースキルの差を感じながらも、ユイノが言ってた事と同じ戦法を試してみる。もしこれで攻略失敗したら唯では許さないからな。
屋上に存在する(正確には1Fからアトリウムの中央に生えている)、瑞穂の大樹、こいつにもボスキャラとしてのステータスが存在し、屋上駐車場であったところがダンジョンとしてプレイすることができ、実際にボス戦を挑むことができる。ほかのボスキャラと異なり、こちらは実在する樹木を仮想敵として活用するにあたり、本体は動かないとという特徴があった。ただし、被弾判定が木の枝に仮想再現されている果実に対して攻撃を当てるだけ、であり基本的には飛び道具メインでの攻略を強いられる。しかし今回の弱点の水・土属性でダメージを与えないといけないと言う事でグッタとボクの二人で挑むことになった。グッタには最初の一撃のみをお願いして、後は盾として攻撃誘導をお願いすつつ、反撃ができるのであれば無理の範囲でお願いすることとなった。
ボス戦エリアの前で再びみんなに待ってもらい、グッタと二人で戦闘エリアに入る。今回はグッタの得意属性である土属性のグラウンドウォールで果実を落としつつツリーウッドマンの細い枝を足場にして一気に果実がなっている枝先まで駆け上る。
今回の敵は直接は攻撃してこない。枝になっている果実が爆弾のように破壊した瞬間に被ダメージ判定が入るほか、外から鳥系のモブ敵が攻撃を仕掛けてくるだけであり、枝上で剪定の如く果実を落としている間はその鳥にさえ注意していればいい、はずだった。
「うっ!?」
7つ目の果実を落とした時に唐突に視界が暗くなる。いや、何かに塞がれている。刹那ダメージ判定が入る。とっさに後ろに下がると枝から触手のような細い枝がこちらに左右にゆらゆらと揺れながら迫ってくる。
『ウォータースラッシュ』
次の攻撃を受ける前に枝ごと切り落とす。根元から次なる枝が伸びているので、すぐ様に持ち方を変え柄の部分に埋め込められた引き金を引く。
"ポン"と軽いSEと共に根元の部分にあった白く小さい球のようなものが落ちる。スコープから目を離すと周りにある果実がなっていた場所から触手のような細い枝が、こちらを目掛けて伸びていることがわかる。
「なるほど、恨み返しか。こりゃ一本取られたな!『水龍剣 荒波演舞』」
落ちないように狭い枝上で剣を持ちながら舞を踊る。振られた剣先から滴る水滴は屋の如く離れ、触手のような細い枝の根元にある白い球を狙い打ち、根元から落としていく。流れた滴の一つがまだ果実が残っているところの細い枝の根元にあたり、白い球を生成することもなく落ちて爆発する。
どうやら、果実そのものを狙うのではなく、枝元から落とすのが正解らしい。以前梨狩りに行ったときにユイノが"野菜は実の直前で切った方が美味しいけど、果物はそれだど枝が痛むから枝元から取るのがいい。だけど梨は回せば取れるからそこまで意識なくても大丈夫"とか言ってたのを思いだす。確かに今後の木の事を考えると、もう少し優しくしないといけないな。
『ウォタージャベリング』
剣の刃先を振り、残りの果実の根元を狙い打ちする。しかし、周りを見ていないのが災いして、背後から鳥のモブ的に攻撃中断のバフ攻撃を受けてしまう。
「あと一つなのに邪魔な『アイシクルフォール』」
鳥のモブ敵を狙いつつ、残りの果実、そして果実の身を落としてしまい芽が残ってしまった所を狙い撃ちする。だが全ての果実を落とした所でツリーウッドマンの体力ゲージだ0に鳴らない。・・・。何か見落としていると言う事だろうか。その時パーティボイスチャットを通してグッタから予想外の言葉が入る。
「ところでミナセ、下の方に生えているキノコって無視していいのか?」
・・・。確かに果実を全て堕とす事が勝利条件とは言っていなかった。まさか見落とした?だとしても狩りに降りる間に初期に狩った果実が復活する可能性もあるし、まずいな。
「グッタ、それ狩れるか?」
「おうよ、任せておけ」
[システム: ボス ツリーウッドマン を討伐しました。(タイム 1:03)
討伐報酬 アイテム ウッドハンマー ×2
スキル ファームランナー を 入手しました▽]
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