第52話
「捕獲許可証は手に入ったけれども…」
1か月だけの約束で河童捕獲を目指したものの、当然のごとく河童に出会う事はなかった。
現地で協力してくれた方々も半笑いで手伝ってくれたのが印象的だった。
「120年前のミイラは見たんだけどなぁ…」
河童のミイラと呼ばれるものが存在する事を確認し、取材させてもらったが、より詳細な調査は行えなかった。他方での話によると「猿か何か、小型哺乳類のミイラ」説が有力だったけれど…
地底人フィーバーさえ回避できればよかったのに、気付いたら河童を探していた…
で、河童捕獲から解放された今、目の前には
「ツチノコ」
の資料が…
「河童は難しかったんですが、ツチノコだったら行けると思うんですよ?」
目の前の男が何を言いたいのかいまいちよく分からないが、資料を見ながら話だけは聞く。
なんか、このままだと「雪男」を探しに雪山に登らされそうだなぁ…
ショートショート @Baze1982
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ショートショートの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます