第38話
「それでは試験を開始して下さい。」
火星に行こうと思い立った俺は、長期閉鎖空間試験に参加する事にした。
今日は、0次過程終了考査が行われている。
「しかしなぁ…」
不正防止の為か1度全裸になった上で用意された服に着替え、監視カメラが見つめる個人ブースに通された。机の上にはメモ紙と筆記用具、解答用のタブレット端末が置かれている。
「ここまで厳重な環境で試験を受けるのは初めてだ…」
どちらかと言えば、これまで試験を受けてきた経験は多くないと思う。多くはないがこんな経験は初めてだ。
「ここまで来るだけで、詰め込んだ物の一部が溢れてそうだよなぁ…」
試験を終了しない限り、解放されることは無い。さっさと試験を終わらせる事にする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます