第39話

「一時期、鰻が絶滅危惧種に指定されたそうだ。」

「何でまた?」

「特定の国の国民が夏の特定の日に鰻を食べる風習があって、危うく食べ尽くしそうになったとか。」

「一時期って事は今は、もう大丈夫なのか?」

「以前は出来なかった完全養殖が商業ベースのった事と大型化したことで、食需要は対応できたらしい。」


「まさか、大型化した奴を逃した団体はいないよな…」

「彼らは深海探査船にのって、マリアナ海溝で鰻観察をしてるはずだよ…」

「いたのかよ、やっぱり。」

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