猫と私の投薬チャレンジ

既に語ったとおり、猫2号は肥大型心筋症(の予備軍みたいな)なので朝晩に薬を飲んでおります。(あと下痢が続いてるのでお腹の薬もある)

これは良くなったら飲まなくていいというものではなく、猫2号がこれから死ぬまで飲み続ける感じの薬です。


そんなこんなで7月下旬から今に至るまであの手この手でひたすら薬を飲ませてます。

今回はその記録。


まずこれは言いたい。粉にしてちゅーるに混ぜるのはやめておけ……!

心筋症ではなくジアルジアのときの経験ですが、これはあまりオススメできない。

なぜなら取り返しがつかないから。

もともとお腹が弱く、ちゅーるに乳酸菌の粉を混ぜてあげたりしていたので薬もいけるだろ!と安易に粉にしてあげてみたら、まぁ食べない。嫌がる。なんだこの変な味のちゅーる、みたいな顔をする。

味に鈍感な子ならいけるかもしれませんが、リカバリーができないのでやめたほうがいいと私は思います。

二度とやらん。


投薬補助用のおやつ。

これはいいものです。いろいろありますしね。

気軽に手に入るのはおやつの真ん中がクリームっぽくなっていてそこに薬を入れるやつですね。ちゅーるビッツとか。

このタイプは最初はよかったんですが、長続きはしませんでした。

薬があると気づかれやすい……。成功率は五割くらいかなという感じ。


あと猫2号の場合は食物アレルギーが判明して食べられなくなりました。

なぜササミ味なのにまぐろやかつおが使われているんだ……。猫の食べるもの、こういうパターンが多すぎる。


あとはお世話になってますメディボール。

味がたくさんあって、薬を包みやすい。

たとえが悪いけど粘土みたいな感じ。難点なのはちょっとお高いところ。むしろ難点はそれくらいしかない。

メディボールは味を変えてかなり使ってます。飽きにくいのもいいところ。


……が、9月下旬くらいからメディボールだけであげるとまわりだけを食べ薬を器用にさけるようになりました。猫かしこい。

薬が入っていると気づかれると向こうも対応してくる。

なんとか「食べてよ~大事な薬なんだよ~」と説き伏せて食べてもらったりしてましたがそれも通じなくなってくる……。


余談ですがこの食べなくなり始めた時期に母親はあまりに薬を食べないのでちょっと叱ってしまったと白状しました。おそらくそれが原因で母から薬を食べなくなったんじゃないかな……。

猫にしてみれば怪しいクソまずいものを食べさせようとしてるのに理不尽に怒ってきた!となるのでそりゃ嫌われるぜ。


薬だと伝わればいいのですが、難しい話なので間違っても怒ったり八つ当たりしちゃダメですね。


そして最終手段として口に直接入れ、そのあとにシリンジで水を飲ませてごっくんさせる作戦。

これ、素人には難しすぎます。慣れる前に猫との信頼関係が終わる気がする。

何度かチャレンジしましたが(もちろんどうにか飲ませましたが)水を飲んだあとにこっそり口の端から薬をポロリと出してきたことがあり、こりゃダメだ!となりました。

飲んだフリをして時間差で出しやがった。くそ!かしこい猫め!!


ちなみにピルガンという口に入れるときの補助具も買いましたが、指でやるときより怯えたのでうちの猫には使えませんでした。

たぶん猫による。

ちなみに猫2号、私が口に指つっこんでも噛まなかったです。なんていいやつなんだ……薬を素直に飲んでくれたらもっといいやつ……。


そして現在、投薬チャレンジの成功率はほぼ100%となりました。

たぶん使えるのはうちの猫だけな気がしますが、参考までに。


①薬をメディボールに包む(味を感じなくさせるためなのでうっすらとでいい)

②砂肝のスライス(かつおぶしみたいなやつ)(猫2号はかつおぶしアウトなのでササミか砂肝のふんわり柔らかいやつ)でそれをさらに包む。

③砂肝スライスをおやつとしてあげながら薬を包んだやつをしれっとあげる。


……このパターンで今のところ大成功です。

どうも砂肝スライスが美味しいらしい。

薬の存在を感じる前に飲み込んでいるのかもしれないです。

メディボールとかを使った後にさらに何か他のおやつで包む。これはなかなかいけます。


これは薬に対する嫌悪感もなくなったのでは?とメディボールに包んだまま(上の説明でいう①の状態)差し出したら「なんでまたこの美味しくないやつ出すの!」とキレられたので猫2号としては薬を飲んでいる自覚がなかったみたいです。

砂肝スライスに飽きるまでは使える手段なのでヒヤヒヤしながら今この方法で頑張ってます……。

およそ一ヶ月経ったけどまだいけそう。


薬用のおやつ代がかかるのが困ったところですが、飲まないとダメなのでね……しかたないね……!


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