暑さで人も猫もやばい

下痢なのか軟便なのか……ような日々が続き、7月後半には殺人的な暑さに。

もはや猫の健康なうんちってどんな感じかわからない。

猫1号は健康うんちだと思うけど硬すぎる気もする(健康です)


私の記憶にある限り、2週間も30℃超えが続くなんてことはこれまでなかった。

ここは東北、しかもそのなかでも宮城(仙台)は夏は涼しめで冬も雪はそれほど多くない土地であるはずだ!

そう!昔は!!

今年は死ぬほど暑かったですね!

猫も人もぐったりです!!


さて本題。

7月も終わるという頃、猫2号が口を開けて呼吸をする姿が見られるようになる。


ちなみに犬は口を開けハァハァしながら体温調整をしますが、猫はしません。開口呼吸はわかりやすく体調に異変があるサインです。

ここで私は最初、熱中症だろうかと思いました。暑すぎる夏、猫だって熱中症になる可能性はある。

しかしかかりつけの動物病院は休診日。猫はハァハァしてる、いやでもたまに毛繕いしてる。元気なの!?元気じゃないの!?どっちなの!?


動物の熱中症は命に関わります(もちろん人もですが)このまま様子を見るべきか否か……結局気が気でなく、別の動物病院へ駆け込みました。

私は猫2号の体温は高いと感じてましたが猫にとっては平熱。まぁもともと猫の平熱って高いですからね。

そして先生は「動けるほど元気なら熱中症じゃない。猫は暑さに強くてほとんど熱中症にはならない」と諭されました。はい、素人判断してすみません。


あれ?じゃあなんでハァハァしてんの?となりますよね。ええ。

その病院で心臓エコーをしてもらったところ、「肥大型心筋症」の可能性が高いと言われました。


肥満の猫、大型の猫に比較的多い病気です。猫2号はまさにどちらも当てはまりました。ぽっちゃりさん、かつ、半分はメインクーン(大型猫)の血が入っていて、身体の大きめな子だったので。

肥大型心筋症は心臓の左心室の壁が厚くなり、心臓のポンプ機能に異常が出る病気です。初期症状と呼ばれるものはなく、症状が出た時には手遅れだったりします。心不全や肺水腫を引き起こす病気です。

改めてかかりつけに診てもらってね、と言われ念の為利尿剤などをいただき帰ります。(利尿剤に関しては体内の水分が減ると心臓の負担が軽くなるのでなど言われました)(でも使うときは電話で聞いてくれと言われました)(結局使わなかった)


帰りの車内で思わずめそめそ泣きました。

肥大型心筋症は治らない病気です。そう、治らないんです。死ぬまでこの子はこの病気と戦わねばならないのです。

もっと早く気づけなかったのかなぁ。早ければ早いほど命が助かる可能性があがるものです。人も猫も。

猫は話せないんだから、飼い主が気をつけてあげなきゃいけなかった。


翌日、改めてかかりつけの動物病院へ連れていきさらに詳しく検査してもらいました。

撮ったレントゲンを見せてもらいながら説明を受けます。(ここでこのあたりは脂肪ですね~と教えてもらい、その厚さに思わずフフッと笑いました。見事にぽっちゃりしてる)


正確には「肥大型心筋症というほどの数値ではないし、心臓の奇形もない。でも左心室が厚くなっているのは事実で、既に開口呼吸の症状が出ているので念の為薬を飲んだほうがいい」とのことでした。予備軍的な!

肺に水が貯まっているわけではないしすぐ死ぬわけではない!

薬で進行を緩やかにしていくことになります。


2023年秋現在、朝晩に薬をあげてます。


いやほんと、すごくホッとしました。前の晩の青柳家はお通夜のような空気だったんですよ。もうほんとに。両親も沈黙。青柳も沈黙。空気がめちゃくちゃ重かった。


それもこれも10代のときに飼っていた愛犬も、晩年は治らない病気でずっと同じ先生にお世話になっていたのです。いつかお別れはくるけど、でもそれは今じゃないし、今この子の辛さはどうにかしてあげられる。そのためならなんでもします、飼い主ですから。


これが8月上旬までの出来事です。

そして最初は一週間ごと、今は二週間おきに通院しているのですが、まだ問題がありました。


猫2号、下痢が治らない。(おっとぉ???)

一日に何度もトイレにいき、ときに少量のうんちをしてはやめ、ときにそれすらもなく、これは間違いなくおかしい。でも検便しても虫はいない。

通院のたびに相談し、薬を変えるも治らない。心臓は全然調子が良いみたいで開口呼吸はまったくなくなり、たまに呼吸数が多いです、という報告をする程度で終わりました。心臓のほうがやばそうなのに今のこいつにとってやばいのは下痢だ!


この下痢騒動で8月が消えました。

ちなみに猫2号より2歳おじいちゃんの猫1号はここまで(意味深)全然元気です。

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