第4話-突然降りかかる不幸

 ある日の放課後、自分と神林と白木の3人で学校に残っていました。


 その時神林にDMが届きました。


「え...嘘だろ...?」


 あまりにもくらい声だったので自分は声をかけます。


「どうした?」


「...いやなんでもない」


 神林は頑なに何話そうとしませんでした。しかし、神林のDMは続いていました。それはミルチーからでした。


「私、事故にあっちゃってさ、腕と足骨折しちゃったんだ。それで今後あまり関わりにくくなるから、友達っていう関係に戻さない?」


 DMの内容はなんと、別れようって内容でした。


「え!大丈夫?それに別れようって...」


「私は大丈夫だよ。でも神レン君には迷惑かけたくないし、

 関わりを完全に絶とうってわけじゃないからさ」


「そっか、わかった」


「ありがと」


 神林は今にも泣きそうでした。しかし自分らの前で泣く姿は見せられないと、必死に堪えました。


 一方ミルチーは自分の不甲斐なさと大切な恋人を失った悔しさから泣き崩れました。


 自分が家に帰ったあと、神林の垢は動いていませんでした。


「(やっぱ考えすぎか...)」


 そう思いながらも#神ルチカップルで調べました。そこであるツイートを見て自分は絶句します。


「神レン君と別れました。理由は私が事故に会ってしまい、神レン君と変わるのが難しくなってしまうからです。今まで応援してくださった皆様を裏切るような形になってしまい、本当にごめんなさい。」


 自分は思わず、


「別れた...だと...?」


 声にならないほど小さな声で口にしていました。


 なぜなら前日までTwitterでイチャつくツイートをしていたのだから。


 自分はすぐに神ルチカップル調査グループに戻り、ツイートのURLを貼りました。やはりみんなの反応は、


「嘘だろ...」

「まじかよ...」


 と、みんな驚きの声を隠せませんでした。それに、別れた理由が事故なんて悲しすぎると、調査グループ全員が思っていたでしょう。

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