英雄に乞う 裏切りの騎士と英雄の誕生 3

「エイユウのナリソコナイが」

「えっ なんか流暢になってない?」

もともとそんな感じに話せてなかったはず。

「多分時間経過によって少しずつなタイプの相手…なんだと思う。」

聞いたことがある。

ゲームにおいて時間経過で強くなるタイプのボスはいる。

「流暢ってなんだ?相手はアンデットかなにかか?」

「私に聞かないでよ。」

現状のヒントが少なすぎる。

「過去に裏切られ捕らわれたもの。」

そういえば管理者さんが言っていた。

デゼスは過去に実在した何者なのか?

堕騎士 どこかの騎士だった?

「あながちアンデットっていうのは間違ってないかもな。」

しかしどうする。

「私に考えがある。」

「わかった。」

はじめたばっかりの僕よりこのゲームに詳しいテンキが何かあるっていうなら何かある。

「何をすればいい?」

「三分耐えて欲しい。」 

「わかった。」

初撃戦闘不能で帰ってきて一太刀耐えただけなんだよなぁ。

「厳しそう?」

「やってやる。」

さぁ改めて意識を変えろコウセイ。

お前は願うを叶える英雄に選ばれたんだ。

さぁ 行こうか。

「テゼス お前の相手はこの俺だ。」 

「ナメるナヨ エイユウのなりそコナイがーー!」







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヴンシュオンライン~願いから始まるオンライン~ 織青 叶 @AMANOSUI

現在ギフトを贈ることはできません

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ