防衛戦2
「はぁー!」
レベルのおかげか敵も簡単に倒せる。現在僕は最前線のひとつ手前におり最前線から漏れた敵を狩っている。
「コウセイ」
「あー、いくぞ。」
今この時にもレベルは上がってるそして新たな技も覚えた。
「
フォボスは火星の第一衛星 恐れる者の名を冠したそのスキルは単純敵にダメージと共に強制的な恐怖状態を付与する。
そしてこの世界において恐怖とは硬直する事と次の攻撃力を倍にする。
そのためフォボスの火を当て硬直した敵に対して弱点を殴る。
両刀使いのステータスのおかげで魔法も刀も共に火力がある程度出る。
「しかしいつになったら終わるんだ。」
かれこれ二時間近くは戦闘を行っておりそろそろラストになってもおかしくない。
「なんだあれ?」
モンスターを倒し次の目的地に行こうとしたとき小屋を発見した。
「どうしたのコウセイ?」
テンキも不思議そうにこっちを向いてきた。
「あそこに小屋ないか?」
「なに言ってるのそこにはなにもないよ?」
「はぁ?」
幻覚の類いではないと思う。幻覚作用のある敵に出会わなかったし仮に会っていたばあいテンキも戦ってるはずだからだ。
「何かフラグか?」
英雄への通行証があることで何か特別なイベントを引いた可能性がある。
「行ってみよう。」
「わかった一応周りの警戒しておく。」
テンキが警戒役を引き受けてくれた。
「よし。」
僕は小屋を開けた。
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