防衛戦 1

防衛戦はよく小説にみるスタンピードと同じような形だった。最初の平原でいやというほどにみたゴブリンやスライムなどが我先にとこちらへ向かうのが遠くから確認できてしまう。

「みんな防衛戦はチーム戦であると私は考える。みんなでこの難局を乗り越えるために協力して欲しい。だが強制はしない。」

プレイヤーの前で演説してるのは確かタカツだったかな?

「テンキどうする?」

「私としては協力するべきだとおもう。ただこういうタイプってボスはコウセイ あなたがいかないといけないと思うの。」

クエスト:英雄へ至る道は英雄への通行証を持ってることで出てきた。

「だからボス戦までは力は温存するためにも私たちはチーム側に回る。」

「わかった。」

先輩のテンキの方がこのゲームもわかっているだろうからテンキの話に僕は乗っかることにした。

にしても小さい頃は泣き虫で内気だったのに変わったな。

「どうしたの?」

「いや、なんでもないよ。」

切り替えてとりあえず話を聞きにいかないと。

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