天姫vs恒星①

私がこの世界にやってくる時、出てきた光景は小さな私と恒星が丘の上でおいかけっこしている所だった。

「こうせい まってよぉー。」

「てんき はやくこいよ。」

小さい私は結局恒星に追い付けずへとへとになってた。

「おい みろよてんき。」

「うわぁ。」

恒星に言われるがまま小さい頃の私と同じ方向を向くとそこには綺麗な夕焼けが広がっていた。

そういえばここから私は空が好きになったことを思い出した。

好きといっても操縦士になりたいとかじゃなく眺めるのが好きだった。

恒星は空に手を伸ばすようにして見てることが多かったので、もしかしたら恒星は私と逆かもしれない。

だから私の口から出た言葉は正しいと感じる。

「空を見ていたい。」

「かしこまりました。」

職業:天候魔法士を獲得しました。

これは天職だと思った。

いや決して天候だから天職というわけじゃないよ。

それから少しして恒星もこのゲームを始めることになった。

私と同じ空をみていた恒星はなにになるのか 私は気になって気になって仕方がなかった。

だから だから

私の想いはどれだけのものか知りたい。

だから だから

「戦お恒星!」

私に恒星を教えて欲しい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る