24話 対戦 アレア ②


「むーーー

 ガパリゴンをこんな目にあわせるとは鬼畜の所業。

 さては宣教師の皮をかぶった悪魔でござるな」


「悪魔じゃない、しかも俺はカトリックではないんで

 指導者、教導者が正しいです。

 先輩もしかしてプロテスタント入りたいんですか?」


・宗教勧誘始まっちゃった

・この人もキャラブレ?

・幸せになれる壺買わされるかも


「ななななんですか急に、もも、もしかして私が欲しくなっちゃったんですか?」

「は?」


・アレアもしかして自意識過剰?

・こんなに属性持ってるのもはや才能だろ

・道理で同期のボンボンから距離を作られるわけだ


「もういいや、構ってる場合じゃない、次いこう次」

「いけっ、バンバンババン!」


背中に大砲を括り付けた黒馬が現れる


「名前ダサくない?」

「瑪瑙ちゃんがつけたので彼女に言ってほしいですっ!」


[世恩く~ん、あとでお話しよ~ね~]


「まっず」


「荒金姉妹はどちらも怒ると怖いでござる」


[アレアもしたい~?]

「勘弁でござる」

・その感じだと怒られたようだな

・しかも結構絞られた感じだな

・瑪瑙ちゃんに怒られるなんて、(*´Д`)ハァハァ

・変態は帰ってくれ


「そのバンバwバwと相性悪いから、行けっ、シリープっ」


進化もレベルも上げられていない御三家のシリープ

その姿を見てアレアは


「っぷぷぷ、そんなか弱いモンスターでこの子の相手ができるのでござるか?

 さすがにこっちのほうが速いでござるよ」

「それはどうかな?先輩?」

「なっ、そんなことはないでござる、なにゆえシリープのほうが早いでござるか?」

「個体値って知ってます?」

「まさか、シリープのほうが速度が高い?」

「Exactry」


・速度は体の大きさではないのよ

荒金琥珀・ここまで来るといっそのことすがすがしい気がしますね

・琥珀ちゃん?

・勝負に集中できるように気遣ってるのえらい


「さあ行きなさいシリープよ、かくせいパワー」


小さな体から放たれたとは思えないほどのビームがバンバンババンに当たる


「そんな攻撃見た目だけで、え?」


一撃に瀕死になる黒馬

そんな姿にうろたえるアレア


「待ってほしいでござる、ここまでくると大人げないと思うでござる

 さすがに次は、ワンターンキルはやめてほしいでござる

 もしよければ、某がいいと言うまで攻撃技をしないでほしいでござる」

「わかりました、大人の余裕を見せましょう」


水澤 伽凪・あんたまだ未成人でしょ


「水澤さんは黙ってて」


・え?まだ世恩成人してないの?

・じゃあ最年少かもってこと?


______________________________________

読んでくださりありがとうございます。

年内に更新できないかもって言ったなあれは嘘だ

まだ俺のターン!!

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